韓国軍のベトナム虐殺、裁判所認定も韓国政府は否定⇒損害賠償支払いの前例を作りたくないからか?
韓国軍のベトナム虐殺巡り、裁判所が虐殺を認定したにもかかわらず、韓国政府は否定を続けているという。
ベトナム戦争に参戦した韓国軍に家族を虐殺されたとして、ベトナム人遺族が韓国政府に損害賠償を求めた訴訟の控訴審が1月、ソウルの裁判所で始まった。軍による民間人虐殺疑惑は1999年の韓国メディア報道で認知され始め、昨年の一審判決で初めて裁判所が虐殺を認定した。だが政府は一貫して否定。歴史をどう受け止めるのか、見方は割れている。
「加害者を韓国軍と断定できない。国家賠償を命じるのは正義に反する」。1月19日に行われた控訴審の第1回口頭弁論で政府側は主張した。
ベトナム戦争当時、韓国軍が民間人を虐殺した事件で、ベトナム人女性が家族を失って自身も銃撃を受けたとして、韓国政府を相手取り賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁は7日、原告に3000万100ウォン(約320万円)と遅延損害金を支払うよう命じる判決を言い渡した。
虐殺以外にも、韓国兵による女性への性的暴行も国際的に問題視され、英国の公共放送であるBBCは2020年に、ライダイハン問題を特集で伝え、産経新聞が取り上げ「BBCは3月27日、ウェブサイトに、「1968-何百人もの女性を苦しめた年」と題した記事を掲載し、韓国軍兵士から被害を受けた2人のベトナム人の境遇を詳しく伝えた。そのうち1人は性的暴行を受け、3人の子供を身ごもった女性だった」と報じていた(参考)。
また、英国の民間団体「ライダイハンのための正義」が「ライダイハン像」をロンドンの公園で公開するなどの活動を行っていて、英国のジャック・ストロー元外相やノーベル平和賞受賞者のナディア・ムラド氏などが参加している。
韓国政府が否定するのは、ここで認めて賠償金を支払えば、訴訟が後を絶たなくなる可能性は大きいと考えてのことだろう。韓国人の徴用工訴訟を見ていればよく解る。虐殺に加え、ライダイハン問題も訴訟に上がって、訴えが認められれば、莫大な損害賠償を支払うことになることを危惧しているのかもしれない。
何としても前例を作りたくないというのが韓国政府の立場だろう。
ネットの反応
ベトナム戦争時にアメリカの後方の味方領内で、韓国軍おぞましい行為を行った。たしか写真も残っているはず。