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共同親権について「拙速な議論は避けるべき」と主張する福山元幹事長→3年近く法制審議会が議論していますよ!

幹事長を退任して以降、めっきり出番が減った立憲民主党の福山元幹事長。そんな福山元幹事長が最近注力しているのが、共同親権についての議論だ。

政府が提出予定の共同親権を盛り込んだ民法等の関連法改正について「拙速な議論は避けるべき」と主張しているのだ。

しかし、だ。共同親権をめぐる議論は今始まったものではない。法務省の法制審議会で3年近く行われてきたものなのだ。

反対するためなら「拙速」との印象操作すら辞さない福山元幹事長。法制審議会で議論が行われていた3年間は一体何をしていたのか。

3年近くの議論を「拙速」と批判する福山元幹事長

今国会に政府が提出を予定している法案の1つが「共同親権」の導入を柱とした民法などの改正案だ。

この共同親権について動きを見せているのが福山元幹事長だ。福山元幹事長は自身のXに「本日、超党派議連「親権のあり方勉強会(仮称)」を立ち上げ、第1回を開催。野田聖子議員(自民)と私(立憲)が発起人、事務局的に大岡敏孝議員(自民)にご尽力頂いた。家族法制部会がまとめた共同親権導入を前提とした要綱案に異論、懸念が噴出。拙速な議論は避けるべき。」と否定的な見解を投稿しているのだ。(参考


(出典 参議院)

政府が提出する法案に福山元幹事長が否定的な見解を示すことはいつものこと。しかし、だ。その理由の1つに「拙速な議論は避けるべき」ということをあげているが、法制審議会が3年近く議論をしてきたことを理解していないようだ。(参考

3年近くの法制審議会での議論があったにも関わらず、どこが拙速だというのか。法案に反対するために印象操作しているとしか言いようがない。

さらに、だ。「拙速」としたことを気にしたのか、今度は「先日の超党派「親権のあり方を考える会(仮称)」の記事です。政府には慎重にかつ丁寧な議論を求めます。裏金問題の裏でこんな重要案件を拙速に進めるべきではありません。当事者がどれほど不安な気持ちでいるか、想像してみて下さい。」と投稿したのだ。(参考

政治資金問題と共同親権の話には全く関連性がない。仮に、だ。福山元幹事長のような稚拙な言い分が通るのであれば、国会は何一つ重要な法案を成立はもちろん、審議することすらできないことになる。

共同親権に問題があるというのであれば、福山元幹事長には「拙速」という印象操作ではなく、ぜひ正面からその反対理由を示してもらいたい。

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