世界遺産に「観光公害」…「カイロを便器に…」「ゴミを雪の中に紛れ込ませる人が…」「自宅の駐車場に無断でレンタカーが…」
1995年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された白川郷が、中国人観光客の迷惑行為に困っているという。
中国の旧正月「春節」をコロナ禍後で初めて迎え、訪日観光客の数に弾みがついたという。延べ90億人もの人民が大移動するとの触れ込みだったが、日本国内では過去にない光景が展開されていて……。現地レポートにより各地の“大異変”をお伝えする。
中略
カイロを便器に流す者も
岐阜県の北部、富山と石川の県境に近い豪雪地帯に位置する白川郷。日本の原風景とたたえられる伝統的な街並みは見事に雪化粧していたが、それを見渡す展望台では外国語が多く飛び交っていた。「当地への来訪者の8~9割が海外の旅行者で、昨年までは欧米からの来訪者が多かったのですが、今年はコロナ明けと春節の影響か中国系の人々がずいぶんと増えています」
と話すのは、白川郷観光協会の井高篤史氏(43)。
「中国人は香港や台湾の方を合わせれば外国人観光客の4割近く。大勢の人に来ていただくのはうれしい反面、多くの住民がトラブルに悩まされています。白川郷では入場料を徴収しておらず予算に限りがあるのでゴミ箱を設置していません。それでトイレにゴミをポイ捨てする人が増えています」
今の季節だと、使い捨てカイロを便器に流す不届き者まで現れ、週に何度も業者を呼んで修理しなければならないこともあったそうである。
「ゴミを雪の中に紛れ込ませる人が多い」
とはいえ、集落の路地を歩いても不思議とゴミのポイ捨てはあまり目につかない。やはり合掌造りの伝統建築を前にすればゴミで汚すなど無粋極まる。訪れた誰もがそう思うのだ、という考えは単なる幻想だった。合掌造りの家に泊まれることで人気の「民宿かんじや」で働く矢野智代美さん(59)が、こう明かす。
「意外とポイ捨てが少ないと思うかもしれませんけど、隠されているだけ。お団子を食べた後の串とか飲み終わったペットボトルを、雪の中に紛れ込ませる人が本当に多い。春になって雪が溶けると、そこら中がゴミだらけになるんです」
幻想的な銀世界の村でも、「色の白いは七難隠す」なんて言葉は通用しない。
「私有地への立ち入りも本当に困る。しばしば雪かき用のスコップを勝手に持っていかれて、雪遊びに使われるんです」(同)
以下略
他にも「自宅の駐車場に無断でレンタカーが止まっている」という事例もあるようだ。
しかも、注意すると睨まれたり逆ギレされるという。困った話だ。この手の話題は春節の度に取り上げられる。
京都や鎌倉、沖縄などの観光地では外国人のマナー違反が深刻化している。中国人が特に多いので、ひときわ目につくようだ。
最近では日本のルールを無視する在日外国人も問題視されているので、ネット上でも過剰な反応がある。このままこの問題を放置すれば「インバウンドなんて必要ない」という声も出てきかねない。しかし、今やインバウンド需要はコロナ前を上回り、5兆円を超え、6兆円に届くのではと言われている。貴重な財源のひとつだ。
国交省は「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた取組」を実施しているが、この他に、国が外交的に積極的に関与し、来日する際のマナーを徹底してもらえるよう、各国に呼び掛ける必要があるのでは?
ネットの反応
私のところでもゴミ箱がないのでトイレの小便器の前のスペースなんかは食べ歩きの包装紙だらけです
この人達のマナー問題は今に始まったことではありません。
インタビューにて来てもらって嬉しい地元の方もいましたが対策もきちんとやらないと日本人ひとりも来て貰えなくなり冷めた目で見られますよ。
マナーは悪いかもしれないが大儲けしているのであれば、その金を使ってゴミ箱を置くなり警備の人を雇うことが出来る。