自民・有村氏、“安倍派”呼称報道に「安倍氏の名前が不祥事で使われていることがいたたまれない」
自民党の有村治子参院議員が、自民党派閥の政治資金問題を巡り、報道などで「安倍派」と呼称していることに「安倍氏の名前が不祥事で使われていることがいたたまれない」と述べた。
自民党の有村治子参院議員は6日の参院予算委員会で、安倍晋三元首相が会長を務めた安倍派(清和政策研究会)の呼称について「安倍氏の名前が不祥事で使われていることがいたたまれない。不祥事を先導したかのような印象を引き起こす呼称は是正すべきだ」と述べ、岸田文雄首相(自民党総裁)に対応を求めた。
首相は「報道上の呼称についてコメントは控える」とした上で、「国会で答弁する際は正確性を期す観点から清和政策研究会といった言葉を用いてきた」と指摘。「安倍氏の長年にわたる経歴や功績は決して色あせるものではない」とも強調した。
有村氏は「連日『安倍派』『安倍派』と報じられる現状を(安倍氏夫人の)昭恵氏ら遺族がどんな気持ちで耐えているのかと思うと申し訳ない」と述べ、「安倍派」という呼称を控えるように訴えた。
ネット上でも「安倍派って、いつまで言い続けるんだろう」「安倍さんを悪者にしたいのか」「安倍さんの名前を貶めたい意図があるからでしょうね」といった指摘が以前から上がっていた。
安倍元総理が亡くなった後、「自民党安倍派(清和政策研究会)は19日、党本部で幹事会を開いた。当面は会長を務めていた安倍晋三元首相の後任を置かず、現在の執行部を維持する案を了承した。安倍派の呼称は継続する。」と報じられ、そのまま今に至る(参考)。一年以上経過して領袖も決められなかった清和政策研究会の面々の責任も大きい。もちろんあえて「安倍派」と表現するマスコミの悪意ある報道にも呆れるが。