石垣市が米ミサイル駆逐艦の石垣港入港を認める⇒玉城知事「憂慮せざるを得ない」⇒地方自治の自主性と自律性は尊重しないのですか?
米海軍のミサイル駆逐艦の石垣港入港を石垣市が認めた。
本日、石垣港へ米艦船が入港します。当初、クルーズ船バースへの接岸を希望していましたが、喫水の深さが安全基準を超えていたので、港湾管理者として接岸不可としました。沖泊し、乗員をテンダーボートで上陸させる案が申請され安全性と手続きがクリアされたので認めました。 https://t.co/V7JzEZ97tf
— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) March 10, 2024
すると、玉城デニー知事が「常時に自衛隊の護衛艦クラスの艦船が使うようになることを憂慮せざるを得ない」と懸念を示した。
沖縄県の玉城デニー知事は11日午前、米海軍のミサイル駆逐艦が同日から14日にかけて石垣港へ入港する計画について、「常時に自衛隊の護衛艦クラスの艦船が使うようになることを憂慮せざるを得ない」と懸念を示した。県庁で記者団の質問に答えた。
計画を受け、全港湾沖縄地方
本部は那覇と石垣の両港で全面ストライキを予定している。玉城知事は、物流や人流に影響が出るとし「米軍や日本の関係機関はこのような事態を招いていることをしっかりと受け止め、民間港を使用しないよう守っていただきたい」と強調した。
全日本港湾労働組合沖縄地方本部が全面ストライキを決行する方針を固めたことを受け、玉城知事は「このような事態を招いている」とコメントしているが、煽った張本人は玉城知事ではないか。どこまでも愚かな知事だろうか。ストライキが行われるかもしれないことを「それ見たことか」と言わんばかりだが、辺野古デモに平気で参加するような知事だからこれぐらい平常運転だろう。
中山市長も「石垣港で荷役作業が停止する恐れがある」と懸念を示している。
「全日本港湾労働組合(全港湾)沖縄地方本部(山口順一執行委員長)は米海軍第7艦隊のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」が石垣港の区域内に入った段階でストライキを決行する方針を固めた。那覇港、那覇新港ふ頭、浦添ふ頭、石垣港で荷役作業が停止する恐れがある。 https://t.co/AXpBB5WZJ8
— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) March 10, 2024
この投稿には「明らかにイデオロギーを誇示するための島民を人質にとる卑劣な嫌がらせ」とのコメントがついていて、まったくその通り。
一方で、玉城知事は、ストライキにより物流や人流に影響が出ることについて憂慮を示すよりも、米軍や国への非難を優先しているように見える。県民生活よりもイデオロギーを優先していることがよく解る。
また、石垣港の管理者は石垣市だ。ミサイル駆逐艦の石垣寄港計画を巡り、石垣市議会の本会議で、野党が反対決議案を提出したが、賛成少数で否決された。市議会の承認は得ている(参考)。玉城知事が口を出す問題ではない。
辺野古移設計画を巡っては、玉城知事は地方自治の自主性と自律性を主張し、自治体の権限を主張していたではないか。だったら、石垣市の決定を尊重し、ストライキが沈静化するように働きかけるのが知事の仕事ではないだろうか。