【また大失言？】川勝知事「磐田は文化（水準）が高い。浜松より元々高かった」⇒なにかと比較しないと持ち上げられないの？同じ県内の市ですよ？
かつて「コシヒカリ発言」で大批判を浴び、「次に失言したら辞職する」と表明するまで追い込まれた静岡県の川勝平太知事がまたしても大失言だ。
２０２１年１０月、浜松市で行った参院静岡選挙区補欠選挙での山崎真之輔氏に対する応援演説で、川勝知事は「あちら（御殿場市）はコシヒカリしかない。ただ飯だけ食って、それで農業だと思っている。こちら（浜松市）にはウナギがある。シラスもある。三ケ日みかんもある。肉もある。野菜もある。タマネギもある。なんでもある。もちろんギョーザもある。」と述べ、大顰蹙を買っていたが、今度は「磐田は文化（水準）が高い。浜松より元々高かった」などと語ったという。
ｄｄ静岡県の川勝平太知事が、また大失言だ。同県磐田市が浜松市より文化的との趣旨の発言をしていたことが県への取材で分かった。川勝氏は過去にも、県内の自治体を揶揄（やゆ）する発言を行い、県議会で大問題となっている。
県によると、川勝氏は１３日、県庁を表敬した磐田市の女子サッカークラブのメンバーに対し、「磐田は文化（水準）が高い。浜松より元々高かった」と話したという。
川勝氏は同日の記者会見で、浜松市を下げる意図はなく「歴史的事実で市民の共通認識だ」と説明し、撤回しない考えを示した。
だが、単純に自治体レベルで文化的優劣を決めるのは難しい。磐田市には、遠江国分寺跡をはじめ古代寺院や役所の遺跡がある。一方の浜松市には日本を代表する複数の楽器メーカーが立地し、「浜松国際ピアノコンクール」が開かれるなど「音楽のまちづくり」が行われてきた。
川勝氏は２０２１年、同県御殿場市を「（特産は）コシヒカリしかない」と述べ、県議会から辞職勧告決議を受けた。再び「地域差別」と捉えられかねない発言を行った川勝氏は昨年７月、自身の不適切発言について、「今度、人様に迷惑をかけることがあれば辞職する」と語ったが、どう対応するのか。
２０２１年の参院補選では持ち上げられた浜松市だが、皮肉にも今度は下げられてしまった。
「浜松市を下げる意図はなく「歴史的事実で市民の共通認識だ」と説明し、撤回しない考えを示した」とあるが、無意識に下げる癖があるのだろう。私は故郷が浜松市だが、決して歴史的にも文化的にも浜松が磐田市に劣っていると思っていない。一方で、磐田市にも多くの独自の文化があり、歴史も深いことは知っている。両市は天竜川を挟んで存在していて、昔から関係の深い土地だ。分断を招くような発言は許せない。「歴史的事実で市民の共通認識だ」というが、まるで出鱈目だ。
「磐田は文化（水準）が高い。県内でもトップクラスだ」とでも語っていれば問題視されなかったはず。このお方は、なにかを持ち上げる時、なにかと比較しないと気が済まないのだろうか。コシヒカリ発言の反省がまるで見られない。
「単純に自治体レベルで文化的優劣を決めるのは難しい」と記事にもあるように、そもそも比較すること自体がおかしな話だ。しかも、知事がそれをするなど言語道断だ。どちらも静岡県内の市だ。それぞれの魅力を発信するのが知事の仕事ではないか。
元県民の意見として、川勝知事には即刻辞任を求む。