岡田幹事長、日本維新の会とも「なるべく一本化した方が良い」⇒維新は政策合意が必要と言っているのだから、調整すればいいのでは?そうなると共産が…
立憲民主党の岡田克也幹事長は、次期衆院選に向けて、日本維新の会とも「なるべく一本化した方が良い」として連携を目指す考えを示した。
立憲民主党の岡田幹事長は、次の衆議院選挙に向けた野党間の候補者調整について日本維新の会とも「なるべく一本化した方が良い」として連携を目指す考えを示しました。
立憲・岡田幹事長
「なるべく候補者は一本化した方が良いに違いないと思います。現時点ではライバルであることが多いということですね、選挙区でかなりぶつかっています。ただ、やっぱりギリギリの場面で与党過半数割れに追い込むという、共通の目的のために最終調整をするという、そういう可能性は私は最後まで追求していきたい」立憲民主党は、最大の支援団体である労働組合の中央組織「連合」と会談し、次の衆議院選挙に向けた協力などを確認しました。
野党間の選挙協力について、岡田幹事長は「最終的には野党勢力を最大化したい」と述べ、すべての選挙区に候補者を立てる予定の日本維新の会に対しても自民党の議席を上回る可能性の高い地域については、一本化を模索するなど連携を目指していく考えを示しました。
一方で、岡田幹事長は維新に候補者調整について打診すると「維新から『考えていない』と必ず言われる」と嘆いていた(参考)。
維新はかねてから政策合意が必要と述べていて、昨年7月には「藤田氏は、選挙協力は政権の在り方や政策に関する合意が前提だと強調。そうした合意がない候補者調整は「都合が良過ぎる。国民や他党からも信頼を失う」と立民を批判した。」と報じられていて(参考)、現在も態度に変更は無いようだ。
国民民主党も維新の考えと同じで、特に共産党との連携には否定的だ。榛葉賀津也幹事長は共産党を念頭に「主義主張やイデオロギーの違う政党と選挙区調整や選挙協力はやらない」と語っていた(参考)。玉木雄一郎代表も「国政選挙だから一定の政策的な一致は必要だ」と語っている(参考)。
そんなに一方化したいのならば、岡田幹事長は政策合意を進めればいいのだ。しかし、そうなるとおそらく共産・社民・れいわは除外されることになるだろう。
岡田幹事長は、維新や国民民主に野党一本化を迫っているようだが、実は判断を迫られているのは立憲の方だ。共産を切って維・国と組むか、維・国を切って共産などと組むかの判断が迫られている。
国民民主は別として、立憲得意の有耶無耶戦術では維新は取り込めないだろう。