自民を厳しく追及する立憲だが、日本酒配布問題には対応をとっていない？県連「とにかく早期の対応を取ってほしい」

自民派閥の政治資金問題を厳しく追及する立憲民主党だが、同党の梅谷守衆院議員が地元有権者に日本酒を渡していたことについては対応を取っていないようだ。

新潟市で開かれた立憲民主党県連の常任幹事会では、西村智奈美県連代表が、この問題について党本部がいまだに対応を取っていないことに「とにかく早期の対応を取ってほしいとそのことはずっと申し入れをしてきた」と説明していた。

23日新潟市中央区で開かれた立憲民主党県連の常任幹事会。

今年1月上越市内の行事で有権者に日本酒を渡していたことが問題となっている梅谷守衆議院議員の姿はありませんでした。

この問題について党本部がいまだに対応を取っていないことを踏まえ、県連の西村智奈美代表は早期に調査するよう、週明けにも党本部へ申し入れを行うことを明らかにしました。

【立憲民主党県連　西村智奈美代表】
「（岡田幹事長に対して）　きょうの幹事会の中で出た様々な意見含めて改めて申し入れをする」

引用元　「とにかく早期の対応を取ってほしいとずっと申し入れをしてきた」 立憲民主党県連 西村智奈美代表　週明けにも党本部へ調査・対応を申し入れ　梅谷守議員の日本酒提供問題

別の報道では「西村智奈美県連代表は、この問題について「党本部にすべての対応をゆだねている」と説明し、常任幹事会としては早期の対応を求めることで一致しました」とのこと（参考）。

県連は「党本部にすべての対応をゆだねている」とのことだが、安住淳国対委員長は２月２０日「地元で対応している話なので国会には関係ない」と述べていた（参考）。２０日の時点では安住氏は県連に丸投げしようとしたのだが、結局は党本部に委ねることになったのだろう。しかし、これといった対応を党本部が示していないことに県連が業を煮やしているようだ。

一方で、岡田克也幹事長は１２日の記者会見で、「まだ、事実関係について本人から最終的な結果も聞いていない」「本人が記憶を思い返したり、整理をしたりしている。特に『いつまで』と時期を区切っていることはない」と述べ、「もう少し時間がかかる」との認識を示していた（参考）。自民党にはせっつくのに、自党については随分と悠長なことだ。

岡田幹事長の発言を見ていても、党本部が積極的に動いていないことが解る。まさか、時間稼ぎをして有耶無耶にしようとしていないとは思うが。。。