政治資金収支報告書の不記載の説明を求め、立憲民主党が憲法審査会の開催を拒否→所属議員には説明させないの????
滞っている衆議院憲法審査会。21日に開催予定であったが立憲民主党が欠席したため、開催されなかったと報じられている。
筆頭理事に就任予定の逢坂さんが、政治資金収支報告書で不記載が発覚した自民党議員が誠意ある対応をすれば、開催に向けて努力したいと語っている。
しかし、だ。衆議院憲法審査会の委員を見てみると政治資金収支報告書の不記載が発覚した立憲民主党議員もいるのだ。
まずは立憲民主党議員に説明を求めたら?
逢坂さんが不記載議員に誠意ある対応を求める→身内は?
遅々として進まない憲法論議。衆議院憲法審査会が開催予定であったが、NHKの報道によると立憲民主党が欠席したことによって開催が見送りとなった。
欠席した理由について筆頭理事に就任する予定の逢坂さんが「与党側の筆頭幹事と日程協議を続けてきたが、きょうの幹事懇談会が職権でセットされ、承服できないので欠席する。不記載があった議員に、その総額と『裏金』を何に使ったのかきちんと説明してもらいたいと申し上げており、自民党が少しでも誠意ある対応を見せてくれれば、審査会の開催に向けて、われわれも努力したいと思っている。」と語っている。(参考)
(出典 衆議院)
政治資金収支報告書の不記載で誠実な対応を求める逢坂さんだが、見落としていることがある。
2024年1月26日時点の衆議院憲法審査会の委員名簿を見てみると立憲民主党の奥野さんも委員なのだ(参考)。
この奥野さんだが、今年の1月には次のように報じられている。
立憲民主党の奥野総一郎千葉県連代表(衆院千葉9区)が代表を務める同党県第9区総支部(佐倉市)が同党県連から令和4年に50万円の交付金を受け取っていながら、同年分の政治資金収支報告書への記載が漏れていたとして、訂正していたことが16日、分かった。交付金は同年7月の参院選対策費だった。
(出典 衆議院)
奥野さんが説明を行う等の誠意ある対応をしたとの報道はない。そして、だ。呆れることに奥野さんが国民民主党に所属していた時には次のような報道がある。
国民民主党の奥野総一郎財務局長=衆院比例南関東=の資金管理団体が、平成27年のパーティー収入30万円を政治資金収支報告書に記載していないことが8日、分かった。政治資金規正法違反(不記載)に問われる可能性がある。
なんと、だ。過去に2回も政治資金収支報告書の不記載が報じられているのだ。
逢坂さんは自民党議員に誠意ある対応を求めているが、身内の問題は無視するつもりなのか。
国民からすれば、自民党議員の不記載も立憲民主党議員の不記載も、不記載であることに違いはない。
逢坂さんは身内の不記載に対して厳しい対応を取るのか。ぜひ自民党に対して見せている姿勢と同様の厳しい姿勢を身内にも示してもらいたい。