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川勝知事「発言は切り取られた」に難波市長「切り取りも何もない」「極めて不適切であり得ない発言」「発言を不適切と思わないこと自体にも大きな問題」




静岡県の川勝平太知事は、1日の県庁で行われた新規採用職員向けの訓示で「県庁はシンクタンク(政策研究機関)だ。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」などと述べたことを読売新聞などが報じ、批判が集まったことに読売新聞の報道が切り取っただと主張。

すると、静岡市の難波喬司市長は「極めて不適切であり得ないレベルの発言だ」と指摘したうえで、「発言全文を聞くと切り取りも何もない」とし、「発言を適切でないと思わないこと自体にも大きな問題がある」と苦言を呈した(参考)。


(出典 静岡市公式YouTube)

他にも、市長らがコメントを発表し、浜松市の中野祐介市長は「また失言があったら職を辞すると言っていたので、それを実行されたのかな」と推し量る。そのうえで「静岡県の顔として長く職責を果たされてきたが、いい方向ばかりでなく悪い方もあった」と指摘。リニア問題を例に「静岡県が建設工事にストップをかけていると、とられてしまっている」と話したという。「静岡県が建設工事にストップをかけていると、とられてしまっている」ではなく、実際に川勝知事のコメントでは川勝知事が建設工事にストップをかけていたのが明白となった。


(出典 浜松市)

島田市の染谷絹代市長は「大きな分岐点。本筋から外れた課題で県はいろいろとにぎわせてきたが、本来あるべき議論に戻るきっかけになればありがたい」と話したという。議論の進展に期待しているようだ。


(出典 島田市)

県民からも次のような厳しい意見が。

富士宮市の酪農業の男性は「川勝知事の発言は職業差別。誰かのために仕事をしているのは公務員だって我々だって同じ。辞めたきゃ辞めればいい」と批判した。静岡市清水区のパート従業員の女性(68)は「ここまで問題発言が続くと任期途中で辞職するのは仕方ない。今回の発言について知事は切り取りと言い訳するが、そうは思えない。見下していて本当に県民のことを考えているのだろうか」と話した。

引用元 川勝知事の辞職表明、静岡市長「報道の切り取りも何もない」「発言を不適切と思わないこと自体にも大きな問題」

これは読売新聞の報道だが、読売新聞も川勝知事の発言に怒っているようだ。

難波市長が「発言を適切でないと思わないこと自体にも大きな問題がある」と述べるように、川勝知事の資質が著しく欠けていると指摘されるのは今に始まったことではない。

しかし、なぜ6月のボーナスまで待たなければいけないのか。

県自民党は不信任決議案提出を念頭に置いていたと思うが、不信任決議については「不信任決議を受けた首長は、10日以内に議会を解散することができる(地方自治法第178条第1項後段)。解散しなければ10日が経過した時点で失職する(地方自治法第178条第2項)」とあり(参考)、提出されもし可決されれば、川勝知事は6月まで居座れなくなる。しかし、知事が先手を打って辞職を表明すれば不信任決議案はなかなか出しづらくなる。したがって自ら6月と区切りをつけて辞任の意向を表明したのではないだろうか。と個人的に思っている。これくらいの子知恵は回るだろう。







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