日米首脳会談で、日本の新幹線技術を使う「テキサス新幹線」について協議か
日本の東海道新幹線の技術を使うテキサス新幹線の計画について、事業費の面で着工が遅れている中、今年1月、連邦政府が補助金の支給を決めた。そして、現在国賓待遇で訪米している岸田総理とバイデン大統領が、テキサス新幹線について協議する公算が大きいとロイターが伝えた。
バイデン米大統領は日本の新幹線の技術を使って南部テキサス州に国内初の高速鉄道を建設する計画に再び関心を集めようとしており、今週ワシントンで開催される日米首脳会談で岸田文雄首相と協議する公算が大きい。関係筋が明らかにした。
両首脳は10日の会談の後、数十億ドル規模の同計画に対する支持を正式に表明する可能性がある。
会談の準備に詳しい関係者3人は、ダラスとヒューストンを結ぶ高速鉄道計画が議題になるだろうと話した。このうち2人は共同声明で言及される可能性が高いとの見方を示した。
一方バイデン政権の高官の一人は首脳が進捗状況を発表できる段階には至っていないようだと述べた。
いずれの情報筋も最終的な合意の詳細は岸田氏の訪米前に変わり得ると指摘した。
日本の外務省は両政府が共同声明を調整中としてコメントを控えた。ホワイトハウスもコメントを避けた。
日本のインフラ輸出にとって非常に重要なこと。是非実現させてほしい。さらに、リニアが開業した際には、リニアの技術が米国のみならず、海外に輸出されるかもしれない。そう考えると、リニア開業の遅れが残念でならない。