細川ガラシャの子孫が辞世の句引用の川勝知事に激怒「使い方が間違ってる」「言語道断。けしからん。無礼千万だ」「細川家みんな怒ってる」
細川ガラシャの子孫で政治ジャーナリストの細川隆三氏が激怒していると東スポが報じた。
10日に辞職した静岡県の川勝平太知事は、退職の心境を問われた際に、細川ガラシャの辞世の句を引用したことが話題となったが、細川家の怒りを買ってしまったようだ。
細川ガラシャの子孫で政治ジャーナリストの細川隆三氏が14日、「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA TV)にVTR出演。細川ガラシャの辞世の句を引用した静岡県の川勝平太知事に〝ブチギレ〟した。
川勝知事は退職届提出前、報道陣から心境を問われ「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」と細川ガラシャの辞世の句を引用し、説明した。
この件についてコメントを求められた細川氏は「川勝さんはまったく勘違い甚だしい。使い方が間違ってる。政治家の失言とよく言うが、あれは失言じゃない。信念なんですよ。誰に対して無礼かと言うと、まずは細川ガラシャに対してですよね」とぶ然。
続けて「ガラシャというのは、正しいと思ったこと、信念を貫く強い意志を持った女性。夫・忠興との約束を見事に守り抜いたそういう女性ですよ。その時読んだ辞世の句なんです。川勝さんの辞め方、散り時、引き際、どこが美しいんですか。ちっとも美しくない。自分の失言をきっかけにお辞めになっただけの話でしょ」と切って捨てた。
細川ガラシャの辞世の句を使うことで、川勝知事も信念を貫いた見事な去り際だと言いたいのではないか?と推測した細川氏は「全然、違います。まったく違います。それをガラシャの尊い死、この辞世の句を引き合いに出すとは、言語道断。けしからん。無礼千万だ。私は怒ってます」と声を荒らげた。
その上で「私は細川家を代表してるわけではありませんが、代わりに私が代弁します。これは(細川家)みんな怒ってる。ガラシャだってそう。あの世できっとビックリしてると思いますよ。『なんで私の辞世の句が、川勝さんの引き合いに出されるのか』。失礼千万です」と憤りを隠さなかった。
川勝知事が細川ガラシャの辞世の句を引用したことが報じられた際にはネット上でも非難が殺到していた。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の面もあるかもしれないが、子孫として失言で辞職に追いやられた人物に尊敬している人物の辞世の句を使用して欲しくないという気持ちは良く解る。
細川ガラシャの辞世の句 『散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ』(花も人も散りどきを心得てこそ美しい)。関ヶ原の戦いの直前、石田三成はガラシャを人質にしようとするも、ガラシャはそれを拒んだ。逃げられないと悟ったガラシャは、自殺はキリスト教で禁じられているため、家臣に介錯を願い、遺体が残らぬように屋敷に爆薬を仕掛け火を点けて自刃した。「死ぬべき時を知っていてこそ、人間が人間たりえるのだ」との解釈もある。
川勝知事はどれだけ自分を美化したいのだろうか。。。
ネットの反応
しっかし、ここまで四面楚歌になるのもすごいね