泉代表が捜査の結論が出た段階で梅谷さんの処分の必要性を検討へ→岸田総理は捜査終結前に閣僚を更迭しましたよ?処分遅くないですか??
ようやく立憲民主党が所属議員についての処分に言及した。
公職選挙法違反という重大な嫌疑がかけられている立憲民主党所属の梅谷さん。2月下旬に報道され、党の調査が進められてきた。
しかし、岡田幹事長が一向に調査結果を公表しない中、刑事告発される事態に発展した。刑事告発を受けて泉代表が捜査の結論がでた段階で処分する必要性を検討するという。
随分悠長な姿勢だが、身内に甘いことで知られる立憲民主党にとっては大きな一歩だ。
ようやく処分の必要性を検討の泉代表
身内に甘く、多くの国民を呆れさせる言動が目立つ立憲民主党。そんな立憲民主党がようやく公職選挙法違反の疑惑がかけられている梅谷さんの処分の必要性を検討するというのだ。
12日に行われた記者会見で泉代表が「梅谷氏の党内の役職や、国会の所属委員会は一定の整理をした。告発も踏まえてどう対応するのか考えていくことになる」「捜査機関の判断のあとであれば、処分を考える環境ができる。その判断によって党の処分は大きく左右される」と語ったと言うのだ。(参考)
(出典 衆議院)
多くの国民が当然と思う処分だが、泉代表が示唆したのは処分の必要性の検討だ。処分の必要性の検討という初歩の段階だが、立憲民主党にしてみたら大きな成長だ。
しかし、だ。泉代表が「捜査機関の判断のあとであれば、処分を考える環境ができる。その判断によって党の処分は大きく左右される」と語っていることを踏まえれば、仮に捜査機関が不起訴処分にした場合、梅谷さんへの処分はないということなのか。
仮にそのようなことであるなら、自民党で政治資金問題が上がった議員の多くは不起訴処分だった。それにも関わらず離党勧告や役職停止処分を受けた議員がいる。
泉代表の姿勢を見れば、自民党がどれほど厳しい処分をしているかがよくわかる。
さらに、だ。泉代表は捜査の終結を待つ構えだが、岸田総理は違う。捜査が終結したのは1月下旬だが(参考)、その前の12月には政治資金問題が報道された当時の閣僚4人を交代させているのだ。(参考)
捜査を待たずに行動に移す岸田総理。捜査が終結するまで動かない泉代表。身内に甘い泉代表に岸田総理を批判する資格があるとは思えない。
身内に甘い立憲民主党からすれば、処分の必要性の検討は大英断だ。だが一般的な感覚で見ればまだ身内に甘い。
泉代表には岸田総理の厳しさを見習ってもらいたい。