立憲議員、選挙妨害があっても動かない警察について「岸田政権のせい」⇒「北海道の裁判が原因では?」と指摘される。立憲も当時「公権力の乱用で表現の自由を著しく損なう」と道警を非難してませんでしたか?
衆院東京15区補選において、複数の党が妨害にあいながら警察が動かないのは、岸田政権のせいだそうだ。
これだけの事態が起こり、複数の関係者から複数の通報があって尚、動かない警察。そして動かそうとしない、政府・自民党・岸田政権。不足しているのは立法ではなく、適正な行政運営をしようと言う自民党・岸田政権の気概です。自民党政権は完全に機能不全に陥っており、政権交代が必要です。 https://t.co/Ps9VJeDecz
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) April 23, 2024
一番悪いのは選挙妨害をした勢力。
この投稿のコメントには「北海道の裁判が原因じゃないですか。あれで選挙妨害を止めるのに、警察がおよび腰になってる」との指摘があった。
2022年3月25日に朝日新聞は「北海道警のヤジ排除「表現の自由侵害」 道に賠償命令 札幌地裁」を配信。次のように記されていた。
2019年の参院選で、札幌市で演説中の安倍晋三首相(当時)にヤジを飛ばした男女が、北海道警の警察官に違法に排除され、憲法が保障する表現の自由を侵害されたとして、道に慰謝料など計660万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、札幌地裁であった。広瀬孝裁判長は「2人の表現の自由などが違法に侵害された」と述べ、道に計88万円の支払いを命じた。
判決によると、19年7月15日、原告男性(34)はJR札幌駅前などで応援演説をしていた安倍氏に「安倍やめろ」とヤジを飛ばし、警察官らに排除された。「増税反対」と叫んだ女性(26)も移動させられた上、警察官らに長時間つきまとわれた。
2人は「政治批判の声を最高責任者にぶつけるまれな機会を違法に奪われた」として、20年2月までに提訴。道警側は、排除は警察官職務執行法に基づく適法な行為と主張。原告らが聴衆に危害を加えられるなどの恐れがあったとした。
さらに
2019年夏の参院選で、札幌市で演説中の安倍晋三首相(当時)にヤジを飛ばした市民2人が「警察官に排除され、憲法が保障する表現の自由を侵害された」などとして、北海道に計660万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が22日、札幌高裁であった。大竹優子裁判長は、1人について表現の自由などの侵害を認め、道に55万円の賠償を命じた。もう1人については、警察官の行為は適法だったとし、請求を棄却した。
22年3月の一審・札幌地裁判決は、2人について表現の自由などの侵害を認め、計88万円の賠償を命じていた。
この判決がもとで警察が及び腰になったとの指摘だ。まったくその通りで、非常に悪い前例を作ったせいで、警察が対応しづらくなっている。
しかも、札幌市の問題を巡り、立憲民主党道連は「公権力の乱用で表現の自由を著しく損なう」として、道警に再発防止を申し入れていた(参考)。
選挙妨害と思われる行為が発覚した時点で警察は動くべきだと思う。暴力行為があったのならば尚更だ。そのためには、まずは立憲が「公権力の乱用で表現の自由を著しく損なう」とのコメントを撤回したらどうだろうか。
そして、こういった選挙妨害に対応できる法整備も必要ではないだろうか。
ネットの反応
そのため警察は動けないのでしょう。
行政や岸田政権と結びつけるのはどうかと思います。
公選法を改正すべきだと思います。