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高市大臣「フュージョンエネルギー実現は、次世代への素晴らしい贈り物」「超党派で力を合わせて取り組んでいきたいテーマ」




高市早苗経済安全保障担当相は14日、Xに次の内容を投稿。

今日の参議院内閣委員会では、国民民主党の竹詰仁議員から、フュージョンエネルギー(核融合)に関する御質問を頂き、とても嬉しく存じました。

竹詰仁議員は、電力会社にお勤めだった方ですので、「エネルギー安全保障の重要性」や「フュージョンエネルギー分野で激化している国際競争に日本が勝ち抜く為の施策の必要性」といった課題意識からの御質問だと受け止めました。

私にとっても、思い入れが強い課題です。

2021年9月に自民党総裁選に立候補した時の公約リーフレットや著書に「次期大型国家プロジェクトとして『小型核融合炉の開発』に投資を行う」旨を記しました。
当時、既に米国や英国では、核融合分野に大規模な投資が行われていました。

総裁選には敗れてしまいましたが、閣僚としては、昨年4月に日本初となる核融合の国家戦略『フュージョンエネルギー・イノベーション戦略』を策定し、今年3月には産業協議会(J-Fusion)が設立されました。

ウランもプルトニウムも不要で高レベル放射性廃棄物が出ないフュージョンエネルギーを実現することは、次世代への素晴らしい贈り物になります。
しかも、発電実証を待たずとも、日本企業が強みを有する関連技術は多く、医療・海洋・宇宙など、様々な分野に活用できます。
つまり、エネルギー自給率が低いという日本の課題を克服するためのプロセスの中で、経済成長も期待できるということです。

超党派で力を合わせて、スピードアップを目指して取り組んでいきたいテーマだと思いました。

フュージョンエネルギーとは、軽い原子核同士(重水素、三重水素)が融合して別の原子核(ヘリウム)に変わる際に放出されるエネルギーであり、太陽や星を輝かせるエネルギーでもある。
フュージョンエネルギーは、
①カーボンニュートラル(発電の過程において二酸化炭素を発生しない)
②豊富な燃料(燃料は海水中に豊富に存在し、ほぼ無尽蔵に生成可能な上に、少量の燃料から膨大なエネルギーを発生させることが可能)
③固有の安全性(燃料の供給や電源を停止することにより反応が停止)
④環境保全性(発生する放射性廃棄物は低レベルのみであり、従来技術による処分が可能)
という特徴を有することから、エネルギー問題と地球環境問題を同時に解決する次世代のエネルギーとして期待されている。

また、燃料の生成源となる海水は地球表面の3分の2を覆っており、技術さえ保有していれば多くの国が燃料を生成することが可能になることから、資源の偏在性を解消して世界の平和と安定にも資するエネルギーとしても期待が高まっている。同時に、エネルギーの覇権が資源を保有する者から技術を保有する者へと移ることから、技術の獲得によるエネルギー安全保障の確保が重要となる。なお、原子力発電は、「第6次エネルギー基本計画」3において、原発依存度を可能な限り低減するとともに、必要な規模を持続的に活用していく方針が示されている。また、「GX 実現に向けた基本方針」4も踏まえて、足元のエネルギー危機を乗り切るため、再生可能エネルギーや原子力などの脱炭素電源への転換を進めていく。これら原子力発電を推進することによる人材輩出等は将来的にフュージョンエネルギー開発にも資するものである。一方、核融合は核分裂との原理の相違に起因する特徴(固有の安全性や環境保全性等)を有することや、近年、英国や米国においては学術用語としての“Nuclear fusion(ニュークリア フュージョン)”をエネルギー分野では“Fusion(フュージョン)”と呼称していること等を踏まえ、核分裂との混同等の疑問に対して丁寧な説明で理解を得つつ、本戦略では、核融合エネルギーをフュージョンエネルギーと表現する。

引用元 フュージョンエネルギー・イノベーション戦略

これこそまさに日本が世界に先駆けて通り組んでいかなければいけない技術。しかし、懸念されるのが技術の流出。それを防ぐために機密情報の保全対象を経済安全保障分野に広げる新法案「重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律」が必要となるが、無事可決・成立した。

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ネットの反応

フュージョンエネルギーは夢の技術。日本の底力見せてくれ!
日本のエネルギー問題は私たちの暮らしに直結しています。
これ以上、環境破壊の太陽光パネルを増やさない為にも、お願い致します
2030年代にフュージョンエネルギーで日本が世界をリードする。夢が広がります。
こういう建設的な議論こそが国力の底上げに繋がりますね。







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