泉代表「政治資金パーティー、企業団体献金の廃止、政策活動費。この3つについて言及があるかを見定めていく」→小沢さん、献金禁止について「反対だ。何をばかなことをやっているんだ」と大反対！

旧民主党系でおなじみとなっている内部抗争。またしても勃発しそうな気配が漂っている。

補選で３勝したのも束の間。立憲民主党執行部が練る政治改革案に、小沢さんが真逆の姿勢を示しているのだ。

補選で勝ったものの、一枚岩ではない立憲民主党。仮に政権をとっても瓦解するのは火を見るよりも明らかだ。

いつも一枚岩になれない立憲民主党

国会で政治改革の議論が行われている。政治改革をめぐっては泉代表が今月６日、福岡市内での集会のあと、記者団に対して「政治資金パーティー、企業団体献金の廃止、政策活動費。この３つについて言及があるかを見定めていく」と語っていた！！！！！！（参考）

（出典　衆議院）

自民党が示す改革案で、政治資金パーティー、企業団体献金の禁止、政策活動費に注目していることを明かした泉代表。

泉代表としては、この３点が禁止・廃止されることを要求しているようだ。しかし、だ。泉代表がこのような姿勢を示しても、党は一枚岩ではないようだ。

立憲民主党で随一の実力者、小沢さんが泉代表とは異なる姿勢を示していることが判明した。

国会内で記者団から質問を受けた小沢さんは、企業団体献金の禁止について「反対だ。何をばかなことをやっているんだ」と痛烈な批判の言葉を発したのだ！！！！（参考）

（出典　衆議院）

これほど痛烈な言葉を執行部に投げかける小沢さんをみたことがない。さらに「「企業が悪だという前提に立っている」「自由なところは自由にし、全部公表すればよい。いいか悪いかは国民が審判する」とも主張したと言う。

完全に執行部の方針と真逆の主張をしている小沢さん。政治資金パーティーの禁止についても「何が悪いのか。明らかに悪いことをしているのに何も（法的）処罰がないことが問題だ」と語った。

小沢さんの主張にも一理あると思うが、ここまで執行部と対立するのも珍しい。

補選で勝ち、勢いに乗りたいところでまたしても勃発した内部抗争。政権奪取の力を備える前に、泉代表は党内をまとめる力を身につけるべきだ。