蓮舫氏支援めぐり、榛葉幹事長「ご一緒できない」に共産・山添氏「拒絶反応そろそろ終わりに」
東京都知事選に立候補を表明している立憲民主党の蓮舫議員の応援団として、共産党が全面バックアップ体制に入ったことを受け、国民民主党の榛葉賀津也幹事長が「ご一緒できない」と述べた。これに対し、共産の山添拓政策委員長は、「都政をどうするかが問われているときに、共産党の『きょ』の字が出るともう拒絶反応というあり方をそろそろ終わりにすべきではないか」と反論したとのこと。
東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に立候補を表明している立憲民主党の蓮舫参院議員の支援を共産党が呼びかけていることをめぐり、国民民主党の榛葉賀津也幹事長は7日の記者会見で、「ご一緒できない」と述べた。
榛葉氏は会見で、共産が作成した蓮舫氏への支援を呼びかけるビラに言及したうえで、「共産党さんとガッツリやっておいて、(国民民主も)ご一緒に、と言ったってご一緒できない。これでは本当に『立憲共産党』だ」と発言。現状では蓮舫氏への支援は困難との認識を示した。
これに対し、直後に会見した共産の山添拓政策委員長は、「都政をどうするかが問われているときに、共産党の『きょ』の字が出るともう拒絶反応というあり方をそろそろ終わりにすべきではないか」と反論した。
榛葉幹事長は5月31日の会見でも「正直言って、共産党と堂々と連携する人は応援できない。共産党と連携する人が東京の知事では困る」と述べていた。
山添氏は共産党の拒絶反応をそろそろ無くせと言うが、昨年11月に志位和夫委員長(当時)はこんなことを言っている。
共産党は、13日に示した来年1月の党大会の決議案の中で、日本維新の会と国民民主党について、自民・公明両党とともに「悪政4党連合」だと表現したうえで、「行き詰まった自公政権を延命させる役割を担っている」と批判しています。
志位委員長は14日の記者会見で、日本維新の会と国民民主党について「改憲や戦争国家づくりをあおり、今の健康保険証の廃止や原発推進などにことごとく賛成している。自民・公明両党と連合を組んでいる事実を述べただけだ」と主張しました。
「悪政4党連合」との表現には、玉木雄一郎代表は「名誉毀損だ」と反発した。
こんなことを言われて拒絶反応を無くせと言うのが無理な話だ。いよいよ共産も立憲のように過去の発言を無視するようになったのだろうか。
発言のほかにも、外交、安全保障、憲法改正など、多くの重要政策が違い、また、共産は「処理水」についても「汚染水」と表現していた。しかも国民民主党の最大支持団体連合と共産は水と油だ。国政であっても都政であっても、拒絶反応を無くすのは無理だろう。