沖縄県の「中学生の給食費を県が半額負担」のトンデモ仕組みに賛成できない理由を中山市長が説明




沖縄県の「中学生の給食費を県が半額負担」について、石垣市の中山義隆市長がXに賛成できない理由を投稿。

中山市長によると「先ず全額無償化した市町村に対し県があとから半額補助します」という仕組みで、否定する理由は「半額補助されても半額は市町村持ちなのでその分を出せない市町村には県は補助しないからです」とのこと。

解りやすく言えば、「(一方的に)市町村は給食費を半分負担しろ。出さないなら県も負担しない」という話。知事の公約達成のために市町村を脅しているようにしか思えない。

「県の半額負担+市町村の半額負担=全額負担」と「県の半額負担のみ」でも格差が生まれ問題視される話なのに、実際は、地域によって全額負担か負担ゼロの分かれる。とんでもない。こんなバカげた話は前代未聞だ。

中山市長は玉城デニー知事のポストを張り付けていて(現在は削除されている投稿)、玉城知事は「なぜ否定するのか?」というが、理解しろという方が難しい。

段階的とはいえこんな話を「なぜ理解されない」などと思っている方がどうかしている。

中山市長のほかにも納得いっていない市長がいる。

県市長会会長・桑江朝千夫沖縄市長は「なぜ県がこんなふうに押しつけるのか。我々どの市町村も学校給食無償化の声に応えていきたいという思いはありつつも、財源の問題等があります。手を上げるところにしか半分(補助)しないということは、(知事の)誰にも寄り添うという考えに矛盾しているなと」と訴えていた(参考)。

知念覚那覇市長は「各市町村の財源とか財政状況によっても違ってまいります。県が半分負担するからということでできるところは手を挙げてくださいというのは、いささか我々からしたら違和感がある」「(那覇市長としても)県内の子どもはひとつだよねというところもあるので、どこかが不平等を被ることは避けたい」と述べている(参考)。

市長らの方がよっぽど常識的な考えを持っている。







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