小沢氏が蓮舫氏に「川上戦術」を指南⇒アレ?小池知事の大島訪問を「選挙ではなく、もはや観光」と批判してませんでした?
小沢一郎衆院議員が東京都知事選に立候補している蓮舫氏に「川上戦術」を指南したという。
「選挙の神様」とも称された立憲民主党の小沢一郎衆院議員が27日、東京都知事選に立候補している蓮舫氏(56)の激励に訪れた。都内の蓮舫氏の事務所で蓮舫氏と握手を交わし、「一人でも多くの人に会って『こんにちは』『おはよう』でも言って、それをこなす以外はない」などと得意の「川上戦術」を指南した。
小沢氏は自民党幹事長や旧民主党代表などとして選挙を取り仕切り、徹底した「どぶ板選挙」や、人口の少ない地域から選挙を盛り上げる「川上戦術」を展開したことで知られる。
今回の都知事選について「党派で選挙をしているわけじゃないけど、片方は自公にべったりでやってる」と、現職の小池百合子氏(71)を自民党や公明党が支援する構図を指摘。「対抗する候補者が野党陣営の中から誰も出ないっちゅうのじゃね、寂しい話だから、誰かと思っていたけども、蓮舫さんが決断してくれたんで喜んでいる」と話した。
「川上戦術」は田中角栄氏が小沢氏に伝授し、かつて小沢氏は選挙において無敵状態だった。ウィキペディアでは「山頂のわずかな水脈が中腹では川となり、河口に至ると大きく広がるように、選挙初日は過疎部から始め、徐々に人口の多い地域に移動し、最終日に最も人口が集まる駅前などで演説を行うという手法である」と説明されている。
小沢氏といえば徹底したドブ板選挙で地元の岩手に「小沢王国」を築き上げた。
しかし、小沢氏の公式Xにはこのような投稿があった。
選挙ではなく、もはや観光。この選挙戦でも、現職都知事としての権力を躊躇なく最大限活用。おそらく選挙自体を馬鹿にしている。イメージ作りに躍起で、公約達成ゼロや様々な疑惑については一切語らず。期間中は段取り完璧なヤラセみたいな集会ばかりを回るのだろう。嘘と虚飾の政治はやめさせるべき。 https://t.co/KKJL7NugOF
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) June 22, 2024
小池百合子都知事の大島での演説を「選挙ではなく、もはや観光」と批判している。蓮舫氏には川上戦術を非難しておいて、ライバル候補の川上戦術を非難するとはどういうことだろう。
「小沢一郎(事務所)」とあるので、小沢氏本人ではなく、事務所の関係者が投稿したのだろう。だとしても、もう少し小沢氏のスタイルを勉強しないと今回みたいにブーメランになる。