芳野会長「逃げた票あったのでは」⇒共産・小池氏「何を根拠に「票が逃げた」などと言うのか」⇒実際逃げた票はあったのでは？
朝日新聞は１１日、「連合、立憲に共産との選挙協力見直し要請 「逃げた票あったのでは」」を配信。
連合、立憲に共産との選挙協力見直し要請 「逃げた票あったのでは」 https://t.co/a223j6KtPe
立憲民主党の泉健太代表と連合の芳野友子会長は11日、東京・永田町の立憲民主党本部で会談した。
— 朝日新聞(asahi shimbun） (@asahi) July 11, 2024
立憲民主党の泉健太代表と連合の芳野友子会長は11日、東京・永田町の立憲民主党本部で会談した。立憲が共産党とともに支援した蓮舫氏が東京都知事選挙で敗れたのを踏まえ、芳野氏が次の衆院選を念頭に、共産との選挙協力の見直しを求めたのに対し、泉氏は明確な態度を示さなかった。
芳野氏は会談後、記者団に、都知事選について「共産が前面に出過ぎて逃げた票もあったのではないか」と自身の見解を示して、立憲の対応に苦言を呈した。
この指摘は芳野会長だけでなく、多くの方が指摘している。立憲内部からも同様の意見があがっているという。
しかし、それを認めたくない共産党の小池晃書記局長が「何を根拠に「票が逃げた」などと言うのか」と反発。
何を根拠に「票が逃げた」などと言うのか。
立憲民主党都連の手塚仁雄幹事長は、「共産の皆さんには感謝の思い以外一切ない」と述べ、岡田克也幹事長も、「（共産党との連携について）何か足を引っ張ったとは思っていない。無党派層を取りに行くのは我々がしないといけないことだ。共産に（蓮舫氏支援を）しっかりとやって頂いたことは、全然関係のない話だ」と。
何より、当の蓮舫氏自身が「共産党をはじめ多くの方の力をいただいたことは私の財産だ」ときっぱり。だいたい連合東京は、小池ゆりこ氏を｢支持｣したのですから、とやかく言われる筋合いはありません。
共産党が原因かどうかは置いといて、票が逃げたについては国民民主党の榛葉賀津也幹事長が説明している。
「蓮舫さんは２番手どころが３番手で（２００万票を目標にして）１２８万票でしょ。石丸さんが健闘して１６５万８０００票。たった２年前の参院選挙で蓮舫さんが６５万票を取って〝立憲共産党〟だから、共産党がガッツリやったからね。（共産党の）山添拓さんが８６万５０００票。立憲はこの時に２人を出した。社民党の３党で合わせて１７８万５０００票が取れるのに１２８万票だからね。（都知事選で）５０万票落としている。これはどう見ても作戦の失敗」とした。
前回参院選との比較で、立憲・共産・社民で１７８万５０００票が取れるのに、今回の都知事選では１２８万票だ。これを見る限り、約５０万票が逃げたことに変わりはない。
原因については、作戦の失敗、蓮舫氏が受け入れられなかったなどあるが、共産との共闘失敗も大きな要因の一つであることは確かだ。
芳野会長の立場からすれば、立憲は国民民主と組んで欲しい訳だから、共産との共闘失敗をとりわけ強調するのは無理ない。また、小池氏は立憲や蓮舫氏が共産党に責任がないと言っていると言うが、応援してもらった相手を敗戦の原因にすることなど言えるわけがない。社交辞令もわからないのだろうか。
さて、今後立憲がどう動くか注目される。今回の都知事選を受け、連合の支援無しでは難しいと共闘を見直すか、それとも共産と共に歩み続けるか。立憲の代表についても注目が集まる。