沖縄での不発弾処理について「県の調査で発見された」と報じる一方で「自衛隊が処理した」には触れない沖縄メディア
琉球新報が30日、『沖縄での不発弾処理、23年度は21.6トン 「耐爆容器」は4回使用』を配信。
沖縄総合事務局と県などでつくる沖縄不発弾等対策協議会の2024年度初会合が29日、那覇市の沖縄総合事務局で開かれ、23年度は、県内で21・6トンの不発弾が処理された。
県の報告によると、23年度は、県の調査で発見された埋没弾1・5トン、県民からの通報で見つかった発見弾18・2トン(陸上)、1・9トン(海上)で計21・6トンだった。
協議会では、沖縄総合事務局が23年度に試験運用を開始した密閉式の鋼の容器「耐爆容器」を使った不発弾処理についての報告もあった。本年度から本格運用が始まり、7月末現在、那覇市と糸満市で計4回の処理が行われた。
言うまでもないが自衛隊によって処理されている。
7/20第101不発弾処理隊は那覇市で発見された米国製5インチ艦砲弾を安全に処理しました現場は市街地の近くでしたが耐爆容器を使用し現場から半径25m以内の方に避難いただき避難負担の軽減を図りました
不発弾処理通算40000件まで残り48件
15旅団は引き続き「沖縄県の安全・安心」のために尽力します pic.twitter.com/tn9OcGfhWe— 陸上自衛隊 第15旅団 (@jgsdf_15b_pr) July 22, 2024
7月3日#第101不発弾処理隊は、糸満市で発見された、米国製5インチ艦砲弾の不発弾処理を行いました。今回は耐爆容器を使用して無事に終了しました。#15旅団は、引き続き「#沖縄県の安全・安心」のために尽力します。
不発弾処理通算40000件まであと58件 pic.twitter.com/c6Z1SuOuG4— 陸上自衛隊 第15旅団 (@jgsdf_15b_pr) July 7, 2024
それなのに、「県の調査で発見された」と記している一方で、「自衛隊が処理した」とは記されていない。自衛隊について触れていないことに少々違和感を覚えた。
NHKが6月6日に報じた『沖縄戦で地上戦 うるま市の津堅島で不発弾3発の爆破処理』には「陸上自衛隊によって島内で処理されることになりました。6日朝は、不発弾処理を専門とする部隊が那覇市内からヘリコプターを使って爆薬を運び込み(略)」とあった。朝日新聞で「自衛隊の不発弾処理専門部隊が回収した」と報じている(参考)。
琉球新報は解り切っていることだからあえて自衛隊が処理したことを記載しなかったのか?それとも自衛隊の活躍を報じたくないのか?どちらだろうか。