大問題!百条委員会が設置された兵庫県で、人事課が百条委員会に出席する職員を事前に把握?!

パワハラ、おねだりと全国を呆れさせることが多発している兵庫県の斎藤知事。揺れに揺れている兵庫県政だが、更に新たな疑惑が浮上した。

それが百条委員会に出席する職員に対する口止め疑惑だ。

兵庫県庁の人事課が配布した百条委員会の出席する職員の服務についての資料に守秘義務免除の申請の必要性、そして各部総務課長の承認を必要としたのだ。

県議の一人は、こうした人事課の対応を口止め工作ではないかと指摘している。百条委員会を形骸化させかねない人事課の動き。県政刷新のためにも斎藤知事の辞職はまったなしだ。

人事課がまさかの工作活動?!

斎藤知事のパワハラ疑惑を解明するために設置された百条委員会。百条委員会は調査権を発動することが可能であり、国政でいうところの国政調査権に相当するものだ。その調査権の発言に際しては、証言・若しくは資料提出拒否に対し禁錮刑を含む罰則が定められている。

強力な調査権を持つ百条委員会が設置され、斎藤知事のパワハラ疑惑等の解明が進むものと思われた。

だが、新たに驚くべき事態が発覚した。それが、兵庫県庁人事課が職員に配布した資料だ。

その資料では「委員会から、職務上の秘密または職務上、知り得た秘密が含まれる事項について、出頭または出席の請求があった職員は守秘義務免除の申請手続きを行う」、職員が百条委員会で職務上の秘密について証言する場合、「所属部署で事前に承認をもらう必要がある」と言うのだ。(参考

事前にこのような対応を求めれば、百条委員会に出席する職員を把握することが十分可能だ。

こうした人事課の対応について、県議は「重要な証言をしようと思っても、(個人が特定される)状況下では証言できないということ。絶対に闇を明らかにするうえで必要欠くべからざる情報が明らかにすることができない。疑惑を晴らすことができないことになってしまう。(このまま運用されると)百条委員会が成り立たなくなる」と指摘している。(参考


(出典 兵庫県議会公式X)

県議の言う通り、人事課の対応を見ると、証言を拒む職員が出てくるのは想像に難くない。

こうした対応について人事課は「職員を守るため」と説明しているようだが、「知事を守るため」と思われても致し方ない対応だ。

問題に真摯に向き合わないのは知事も人事課も同様のようだ。兵庫県政は一刻も早く刷新しなければならない。

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