泉代表「立憲は論憲だ」に玉木代表「議論そのものを止めたり邪魔したりしないよう、全党で統一してほしい」
立憲民主党の泉健太代表が憲法について「立民は積極的に議論する「論憲」の立場だ」と述べたことについて、国民民主党の玉木雄一郎代表は「議論そのものを止めたり邪魔したりしないよう、全党で統一してほしい」と求めた。
国民民主党の玉木雄一郎代表は30日の記者会見で、憲法改正について、立憲民主党に対し「論憲を掲げるなら『(国会の憲法審査会で)議論したら他の委員会を止める』など言わない方がいい」と指摘した。
立民の一部議員の姿勢が消極的だとして「議論そのものを止めたり邪魔したりしないよう、全党で統一してほしい」と求めた。
立民の泉健太代表は29日、記者団に対し、同党は憲法を積極的に議論する「論憲」の立場だと主張していた。
引用元 国民・玉木氏「立民は改憲議論を」
玉木代表からこのような指摘があるのも無理はない。
立憲は3月、自民党派閥のパーティー収入不記載事件の説明不足などを理由に、実質的な討議に先立つ幹事選任の事務手続きを行う審査会開催に応じなかったことが報じられていた(参考)。昨年も「予算審議中の憲法審に応じない」考えを示していた(参考)。
立憲は、論憲という割には憲法審開催を人質に取ったり、なんだかんだと言い訳をして議論を止めてきた。改憲そのものを反対でも自民党の改憲案に納得できないでもいいが、論憲を主張するなら積極的に議論に加わるべきだ。言っていることとやっていることに矛盾が多すぎるから、自民党の支持が落ちているこの時でさえ、支持が伸びないことを理解した方がいい。