上野千鶴子さん「マスメディアの報道はオリンピックばかり。うんざりする。アスリートに国家など背負ってほしくない。彼らがだんだんエゴイストに見えてくる」

２０２１年、東京五輪開催に反対するネット署名を立ち上げたひとりの上野千鶴子氏が、Ｘに「マスメディアの報道はオリンピックばかり。うんざりする。アスリートに国家など背負ってほしくない。彼らがだんだんエゴイストに見えてくる。」と投稿。

　社会学者で東大名誉教授の上野千鶴子氏が４日、自身のＸ（旧ツイッター）を更新。パリ五輪期間中の報道に対して苦言を呈し、アスリートに対して「国家など背負ってほしくない」と訴えた。

上野氏はＸで「マスメディアの報道はオリンピックばかり。うんざりする」と、昨今の報道のあり方に苦言。さらに「アスリートに国家など背負ってほしくない。彼らがだんだんエゴイストに見えてくる」とつづった。

この投稿には「今回は、ほんとうにそうゆう感じがしますね」「まやかしの平和の祭典。商業主義」「東京五輪から続く、オリンピックに対して批判的な意見を言いにくい空気感は、本当に嫌な感じがします…」などの賛同意見や、「何で日本だけスポーツ選手を讃えると悪いんですか？」「何故そんな事を言うのか…。努力して道を極めたものは美しいじゃないか…」「嫌なら見なければ良いだけ」などの反対意見が寄せられた。

上野氏は日本における女性学のパイオニアとして知られ、今年４月に米タイム誌が発表した毎年恒例の「世界で最も影響力のある１００人」にも選出された。

引用元　上野千鶴子氏　五輪報道に苦言　アスリートに「国家など背負ってほしくない」「エゴイストに見えてくる」と指摘し賛否両論

マスメディアの報道はオリンピックばかり。うんざりする。アスリートに国家など背負ってほしくない。彼らがだんだんエゴイストに見えてくる。

— 上野千鶴子 (@ueno_wan) August 4, 2024

オリンピックが嫌いなんだろうか。

「アスリートに国家など背負ってほしくない。彼らがだんだんエゴイストに見えてくる」とあり、なぜ「エゴイストに見えてくる」のか理解不能だが、彼ら彼女らは厳しい予選を勝ち抜き、オリンピックに出ている。個人的には出場しているだけでも誇っていいと思う。また、選手によっては何を背負って出場しているかそれぞれ違うと思う。しかし、日本を代表して出場していることは間違いない。

ネットの反応

アスリートは、その人が意識しようがしまいが、何かを背負って戦っていると思います。自分の将来、家族、学校、市町村、県、国とそれぞれでしょう。その中で、国家だけ引き合いに出す意図が分かりません。

国を背負って、というよりその人が日本で様々な人達に支えられて、その大切な人達の為に頑張りたいという気持ちが自然と「国を背負う」という形になっているのではないだろうか。

「責任なんて感じる必要はないよ」と言ってあげる分には全く問題ないと思うんだけど、「背負ってほしくない」だと日本代表であることを心から誇りに思って競技に取り組むアスリートには失礼でしょう。

代表選手は各競技を勝ち抜き、日本の代表に選ばれる。
競い合ってる当事者達は一体誰か。
日本国民である。

結果日本国民の代表であることに変わりはない。
国家を背負うなんてものは、メディアが扇動しているような風潮にあるが、それは大きな間違いである。

オリンピックは国際大会で、アスリートは日本代表で参加するので必然的に国を背負って出場するということになると思います。
エゴイストに見えるというのはどういう視点からなのかよくわかりません。
私にはむしろ逆に見えますね。個人で参加するよりかなりプレッシャーも大きいと思いますので。