石破氏、金融所得課税強化「実行したい」⇒小林氏が「金融所得増税よりも中間層の金融所得増を」と反論
自民党総裁選に出馬表明した石破茂元幹事長は2日、「首相に就任した際は、株式売却益などの金融所得への課税強化について「実行したい」と強調した」とのこと。
自民・石破茂氏、金融所得課税強化に意欲 「実行したい」 対応策の必要性も強調https://t.co/G6OdUlkAUn
金融所得課税強化を巡っては、岸田文雄首相が前回2021年の総裁選で格差是正策の検討課題としたが、総裁選勝利後の株価下落などを受け先送りしていた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 2, 2024
自民党の石破茂元幹事長は2日のBS日テレ番組で、首相に就任した際は、株式売却益などの金融所得への課税強化について「実行したい」と強調した。金融所得課税強化を巡っては、岸田文雄首相が前回2021年の総裁選で格差是正策の検討課題としたが、総裁選勝利後の株価下落などを受け先送りしていた。
首相がトーンダウンした経緯について「金持ちが外国に逃避すると(懸念して主張を)抑えたのかもしれない」と指摘。課税を強化する場合には対応策も併せて検討する必要があるとの認識も示した。
これについて、同じく総裁選を表明した小林鷹之前経済安全保障相は3日、自身のXで「金融所得増税よりも中間層の金融所得増を」と訴えたうえで、「自民党として新NISAの拡充などを進め、多くの中間層が金融所得による所得増の恩恵を得られるよう取り組みを進めてきました。ここで金融所得課税を強化することは、これまでの取り組みに逆行する上、物価高に苦労する中間層に対する増税となりかねず賛同しません。私はむしろ、iDeCo(個人型確定拠出年金)の拡充など、中間層にさらに金融所得増の恩恵が届く施策を進めていくべきと考えています。」と、反論していた(参考)。