共産・小池氏、立憲代表選候補に、安保法制への反対を貫くよう要求「否定するなら共闘基盤を失うことになる」
共産党の小池晃書記局長が、立憲民主党代表選の立候補予定者に、安全保障関連法への反対を貫くよう要求したとのこと。
共産党の小池晃書記局長は3日の記者会見で、立憲民主党代表選(7日告示、23日投開票)の立候補予定者に、集団的自衛権行使を容認した安全保障関連法への反対を貫くよう要求した。「戦争法廃止が野党共闘の一丁目一番地だ。否定するなら共闘基盤を失うことになる」と野党連携に影響しかねないと警告した。
共産との選挙協力を見直すよう求める立民内の声にも反発。「2021年衆院選で共産は擁立済みの候補を降ろしてまで協力した。誠意も敬意も感じられない議論はいかがなものか」と述べた。
安保法制を巡っては、代表選に出馬表明している枝野幸男前代表は「現状の運用は個別的自衛権で説明される範囲だ。法律は現状では問題ない」との認識を示した(参考)。また、野田佳彦元首相も『「すぐに何かを変えるのは現実的ではない」「(立憲が)政権を取って百八十度、政策転換なんてことをやってしまったら、もう国際社会からは相手にしてもらえない」と述べ、外交・安全保障では政策の継続性を重視する姿勢を強調』とのこと(参考)。泉健太代表も「安保政策に何でも反対ではダメ」との認識を示している。
枝野氏は過去に安保法制廃止を主張し、枝野代表時の党も安保法制廃止を主張していた。それを「現状では問題ない」と発言をしたことを受け、小池氏がこういった要求をしてきたのだろう。
安保法制についても、共産との連携にしても、世論を気にして手のひらを返したようにしか見えない。共産党の立場からすれば、小池氏の主張はごもっともだ。
ただ、見方を変えれば、立憲と共産の今後の関係をどうするか、小池氏が示してくれたのではないだろうか。
ネットの反応
これは泉、野田ら中道右派候補は絶対に飲めない条件。
立民代表選挙立候補者のうち、安保法制反対の立場を表明できるとすれば枝野議員だろう。
共産党の要求を呑めば国民民主とは連携出来ないだろう。どちらかを選ぶかしか道はない。
理屈としては、共産党・小池さんの方が筋は通っていると思います。前回の共闘の結果分析がはっきりしないまま、枝野さんの掌返し宣言は一般社会ではあり得ないです。共産党関係者や支持者の憤まんは、分かります。
立憲は今回の代表選挙で共産党への姿勢は国民に対して、はっきり示すべきだと思う。
間違っても国防に関して共産党の意見に同調する政党に、世間一般の国民が投票するなんて事は無いと思いますよ。
間違っても国防に関して共産党の意見に同調する政党に、世間一般の国民が投票するなんて事は無いと思いますよ。
共産党から手切の条件を出してきたのは、立憲からするといい機会なのでは。