河野氏「『外で見えるように強く言え』と『ネトウヨ』なんかが言うが、必ずしもそれがいいとは限らない」
中国・深圳での日本人男児刺殺事件を受け、自民党総裁選に立候補している河野太郎デジタル相が「『外で見えるように強く言え』と『ネトウヨ』なんかが言うが、必ずしもそれがいいとは限らない。申し入れはきちんとやらないといけないが、外向けにワーワー言って、言っているぞ感を出せばいいというものではない」と語った。
自民党総裁選(27日投開票)に立候補した河野太郎デジタル相(61)は22日のフジテレビ番組で、中国・深圳にある日本人学校に通う男子児童(10)が刺殺された事件を巡る中国政府に対する日本政府の対応について、「『外で見えるように強く言え』と『ネトウヨ』なんかが言うが、必ずしもそれがいいとは限らない。申し入れはきちんとやらないといけないが、外向けにワーワー言って、言っているぞ感を出せばいいというものではない」と語った。
番組には災害対応に当たる林芳正官房長官(63)を除く8候補者が出演。河野氏ら5人が事件に関する見解を尋ねられた。
河野氏は「中国と一対一でやることも大事だが、欧米を含めて、中国に対して在留外国人への安全確保、こうした事件が起きたときに速やかに説明することを、国際社会が求めるという動きにしていかないといけない」とも強調した。
高市早苗経済安全保障担当相(63)は事件の背景に中国の「反日教育」が影響しているとの見方を示し、「個人による偶発的な事件で済まされない。ここ数年、SNS上に日本人学校に対する憎悪の書き込みや動画が氾濫していた。削除を外務省が要請していると思うが、そういったものが大きなきっかけになった」と指摘した。
上川陽子外相(71)は「具体的な背景、動機について事実関係の調査と速やかな説明、児童の安全確保について万全を期すようにさまざまなチャンネルで強い申し入れをしている」と語った。
小泉進次郎元環境相(43)は「このような案件はどこの国でも起こり得ない。事件は起こり得るかもしれないが、その後の対応、詳細な説明はない。日本の警察ではあり得ないことだ」と指摘した。
茂木敏充幹事長(68)は18日の事件発生以降、中国当局から事件の背景について具体的説明がない状況を問題視し、「中国がこういう人道問題に対して隠蔽(いんぺい)する国だというプレッシャーを与えることが必要だ」と語った。
国際社会に中国とはどんな国かを発信することは重要だと思う。また、高市氏が指摘している中国の反日教育に言及することも重要だと思う。もちろん、茂木氏が指摘する中国の隠蔽体質について指摘することも重要だ。
また、国内の経営者で中国への進出がどれほど出張社員のリスク増になっているか理解していない人もいるようだし、中国進出・撤退の判断や、社員の安全対策の徹底などの面からも、国内に向けての発信も重要だと思う。実際に、今回の事件を受け、帯同家族の一時帰国を支援するなど、一部の企業は対応に動いているという。
河野氏の発言は、遺憾砲と抗議だけは行って体裁だけは取り繕い、中国をへたに刺激しないと言っているようにしか聞こえない。
ネットの反応
外にわからないように言ったところで無視されてるなら何もやってないのと一緒。
要求を飲ませるには海外含めた圧力が必要。