共産・田村委員長、次期衆院選での立憲民主党との共闘見送りを明言
共産党の田村智子委員長が次期衆院選での立憲民主党との共闘見送りを明言した。
田村氏は、立憲とは安全保障政策などで違いがあるとし「両党間の共闘の条件は基本的に損なわれた」と述べた。野田代表は、党代表選で安保法制について「すぐに廃止できない」と述べていた。
共産党の田村智子委員長は30日、党本部で開かれた第3回中央委員会総会で、次期衆院選での立憲民主党との共闘見送りを明言した。安全保障関連法や野党連携を巡る立民の野田佳彦代表の姿勢を理由に挙げ「共闘の基盤が損なわれた」と述べた。比例票獲得に向けて、野党間の候補者競合をいとわず小選挙区への積極擁立を進めるとした。
田村氏は集団的自衛権行使を容認した安保法の廃止が「野党共闘の一丁目一番地だ」と主張。同法を憲法違反としつつ即座の廃止は困難との認識を示す野田氏を「安保法の存続に道を開いている」と批判した。
共産が小選挙区唯一議席を持つ沖縄1区では赤嶺政賢氏の「議席を守ろう」と協力を呼びかけた。
「安保法の廃止が「野党共闘の一丁目一番地だ」と主張」とあるが、どうやって現在の厳しい国際情勢を乗り切っていくつもりだろう。憲法9条さえあれば日本は攻められないと本気で思っているのかもしれない。
立憲も「立憲共産党」と呼ばれることを苦々しく思っていたと思うので、一定の距離を取ることはお互いのためだろう。
ネットの反応
共産党のこのような共闘見送りの姿勢を見ますと、野田党首は首相時代の政策も含めて自民党と何が違うのだろうかと改めて思う所があります。共闘は自民党を追い詰めるためには、必要ですが、根幹の部分での政策が違うのでは、見送りもやむを得ないですし、妥当な選択だと思います。
立憲民主党が穏健な保守層まで視野に入れた保守中道路線に転換した以上は政策の違いや共産党内民主主義問題もあって共産党と組まないのは当然だ。
元々非民主的な党運営と教条主義の共産党と他党の間の協調は自ずと限界がある。
飽くまでも批判勢力の域を出ることがない共産党と野田さんが率いる立憲が呉越同舟なのが極めて不自然に映るから、共産党の方から距離を置く具体的な動きをするのは至極最もだとは思う。
飽くまでも批判勢力の域を出ることがない共産党と野田さんが率いる立憲が呉越同舟なのが極めて不自然に映るから、共産党の方から距離を置く具体的な動きをするのは至極最もだとは思う。
共産党はこの厳しい国際情勢を安保法制なしでやっていけるとでも思っているのか。