NHK会長、ラジオ国際放送問題で辞任の理事の再雇用を肯定。呆れた主張
NHKのラジオ国際放送での問題発言放送を巡り、国際放送担当の理事が辞職したものの、わずか1週間後にNHKが再雇用。これには批判が集まったが、稲葉延雄会長が呆れた再雇用の正当性を主張した。
NHKは16日、都内の同局で定例会長会見を行った。稲葉延雄会長は8月に起きた、ラジオ国際放送などの中国語ニュースで中国籍の外部スタッフが、沖縄県・尖閣諸島を「中国の領土」などと原稿にはない発言をした問題について言及した。
同問題で9月に辞任した傍田賢治理事が、わずか1週間後にメディア総局のエグゼクティブ・プロデューサーとして再雇用されていた件について稲葉会長は「再雇用は人事局で判断させていただいている」としつつ「責任をとることはしっかりとった。NHK全体としても反省している。そのことと本人をどう使うかは全く別の問題。形だけで処理してはいけないということを思っています」などと語った。
役員の責任の取り方には、労務管理に適切性を欠いたなど組織の大きな信頼を損なった時や限定的な業務範囲における責任をとる時の2パターンがあるとし、今回は後者にあたると説明。「特性をふまえ、(NHK側が)再雇用を提示することはあってもいい」と述べた。
NHKは9月10日に行った会見で問題を謝罪し、稲葉会長ら幹部の役員報酬1カ月分の50%を自主返納、傍田理事が本人の申し出から10日付で辞任、関連するNHKグローバルメディアサービスの社長やNHK国際放送局長らの減給などの処分を発表していた。
メディアなどが「偽装辞任だ」と指摘していたが、稲葉会長が言っていることは偽装辞任をむりやり正当化しているだけの詭弁だ。「何のために責任を取ったのか」という話で、もはやNHKには倫理や道徳の欠片も存在していないようだ。
この様な組織は解散するか民営化させて、新たに国営放送を作った方がいいのではないだろうか。
ネットの反応
何のために辞めさせたのって話でしょう。
というのがNHKの認識。
日本人の感覚とは相容れない。