玉城知事、辺野古ダンプ事故映像についての報道「報道を差し控えるべき」と批判。事故映像「私は見ていない」⇒ネット「報道の自由への挑戦」「ちゃんと映像を見なさい」
辺野古ダンプ事故の映像について、10月10日に産経新聞が「<独自>辺野古抗議活動制止警備員死亡 事故映像を入手 11日に県議会で映像確認へ」を報じ、産経は「抗議者側の「主張」は崩れつつある」と論評していた。
こういった報道について、玉城デニー沖縄県知事が「報道を差し控えるべきではないか」と批判した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が6月、ダンプカーに巻き込まれて死亡した事故を巡り、沖縄県の玉城デニー知事は31日、事故当時の状況を伝えるカメラ映像を伝えた産経新聞の報道に対し、「捜査中の証拠になり得るものは、報道を差し控えるべきではないか」と批判した。
産経新聞が今月10日までに政府関係者から入手したカメラ映像には、徐行するダンプカーに足早に近づく抗議活動中の女性と、女性をかばうように制止しようとする警備員の姿が映っていた。
玉城氏は「映像が(報道機関に)提供されたことは由々しき問題だ」との認識を示し、報道で判明した事故当時の映像について「私は見ていない」と強調した。
記者から見ない理由を尋ねられた玉城氏は「事故の詳細については現在、警察で捜査中であり、事故映像の報道に係る内容について見解を述べることは今の段階では差し控える」と述べた。
事故当時の映像を巡っては、現場の安全対策を検討している沖縄県議会の土木環境委員会で、玉城氏を支持する県政与党会派の議員が「映像の出所や内容も曖昧だ」などと猛反発し、閲覧を拒否したことも明らかになっている。
「私は見ていない」ではなく「見ろよ!」と言いたい。見れば何が起こったか理解できるはずだ。見たうえでどう判断するかは知事の勝手だが、見てもないのに憶測で抗議者を擁護する方が異常だ。それに、県政の指揮を執るうえでも事実を見ておくべきだ。そのうえで「捜査中の証拠になり得るもの」として、言及しなければいいだけだ。
「報道を差し控えるべきではないか」」と批判したとあるが、玉城知事は、メディアの報道の自由を軽んじているのではないだろうか。
過去に米軍基地問題に関する有識者会議に出席する際、玉城知事が「ゼレンスキーです」と発言する場面があったが、沖縄タイムスによると「会議開始前の知事や委員の雑談部分の報道を控えるよう、報道各社へ通知した」とのこと(参考)。「その後、会議外の発言であることに「留意」するよう再通知し、事実上、報道への制限はなくなったものの、公の場での発言にいったんは報道の制限を求めた県の姿勢に、識者は「問題がある」と指摘する」とのあった。
都合の悪いことを隠そうとする癖があるようだ。
因みに、カメラ映像を視聴した沖縄県の前川智宏土木建築部長は31日、「映像は事故の状況を客観的にとらえたもの」との認識を示したという(参考)。
ネットの反応
ちゃんと映像を見なさい。