【ツッコミどころ満載!】中国外務省、広東省珠海市の暴走事件受け「中国は世界一安全」「中国に住む外国人の安全を適切に保護する」
中国外務省の報道局長が記者会見で、35人が死亡した広東省珠海市の車暴走事件を受け「国民の生命と安全、社会の安定を全力で守る」と述べた。そのうえで「中国は世界一安全で、刑事事件の発生率が最も低い国の一つだ」とも強調した。
中国では無差別殺傷事件が相次いでいる。社会不安が広がる懸念を払拭する狙いではないかとのこと。
中国外務省の林剣副報道局長は13日の記者会見で、35人が死亡した広東省珠海市の車暴走事件を受け「国民の生命と安全、社会の安定を全力で守る」と述べた。同時に「中国は世界一安全で、刑事事件の発生率が最も低い国の一つだ」とも強調した。相次ぐ無差別殺傷事件で広がる懸念を払拭する狙いがあるとみられる。
林氏は、車暴走事件で外国人の被害者はいないと指摘。「中国に住む外国人の安全を適切に保護し、内外の企業にビジネス環境を提供する」と語った。
ツッコミどころが満載だ。
世界で最も安全な国が、日本以外の国から危険情報レベルを上げられるわけがない。「刑事犯罪率が低い国家の一つ」だそうだが、もみ消したり隠蔽ばかりしていればそうなるだろう。
今回の被害者についても、本当の人数か疑わしい。
「中国に住む外国人の安全を適切に保護し、内外の企業にビジネス環境を提供する」と述べていたようだが、「中国の出国禁止措置により、中国から帰国できない外国人が急増している」「米国務省は20年10月、「観光目的であっても中国へ渡航する場合、出国制限のリスクがある」と警告し、「できれば中国へ行かないように」と注意喚起した。カナダ、オートスラリア、英国、日本などの各国政府も、同様の注意喚起や警告を発している」という報道もある(参考)。
南シナ海や東シナ海の安全保障についてもそうだが、もはや中国主張の逆が正しいというのが常識になりつつある。