知事の対応に、さすがの県議会与党も「大きな失態」と指摘。知事は「大雨の警報で対策本部を立ち上げた過去の実績がなく、雨なので様子を見るべきだろうと思っているところに…」と言い訳
沖縄本島北部を襲った記録的な大雨被害で、県の対応の遅れたため災害救助法の適用が困難になった問題について、さすがの玉城知事を支持する与党県議団も、知事に対し「大きな失態」などと指摘し、早急に対策を講じるよう求めたという。
県の対応が遅れたため国費で被災者を支援できる「災害救助法」の適用が困難になっていることについて、与党の県議団が14日、玉城知事に対して「大きな失態」などと指摘し、早急に対策を講じるよう求めました。
与党の県議団は14日県庁に玉城知事を訪ね、被災者支援に「災害救助法」の適用が困難になっていることに「大きな県の失態だと私たちから強く指摘したい」などとして、救助法と同様の支援策を講じるよう求めました。
▽山内未子 県議
「今後このようなことが二度とないよう、危機管理をしっかり見直し、検証し、新しい形での危機管理体制をとっていただきたい」▽玉城知事
「大雨の警報で対策本部を立ち上げた過去の実績がなく、雨なので様子を見るべきだろうと思っているところに今回、このように対応が遅くなってしまった。我々猛省して二度とこういうことがないように、警報や注意報が出た場合の明確なマニュアルを作りたいと思います」県によりますと、現時点で被災地へのリエゾン(連絡調整員)チームの派遣が決定しているほか、国との円滑な連絡体制の構築に向けて調整を行っているということです。
大失態もいいところだ。玉城知事は「沖縄県では災害救助法の適用に向けて被災の調査を実施するともに、災害救助法の適用がない場合であっても同等の支援が講じられるよう担当部局にその旨私の方から指示した」(参考)と述べていて、国の支援を充てる災害救助法が適用されなければ、県予算で被災者支援することになる。知事の大失態の尻拭いを県税で補うということだ。県民の方々は納得できるだろうか。
そして、玉城知事の言い訳がまた酷い。「雨なので…」って、これまで日本各地で豪雨災害が発生し、その恐ろしさは伝わっているはず。沖縄県では過去に大雨の警報で対策本部を立ち上げた過去の実績がなくても、これまでの他県の知事の災害対応を見て、参考にしていたら、ある程度は行動がとれていたはず。「過去の実績がなく、雨なので様子を見るべきだろう」などと、これでは思考停止していたに等しい。玉城知事は自身のXに「公舎で待機していた」と投稿しているが、公舎で天気の様子を伺いながら、テレビやラジオを見聞きしていただけなのか。
普段から基地問題以外の危機管理を疎かにしていたから、いざとなったときに対応できないのだ。
ネットの反応
現県政の危機管理のなさから、豪雨災害の被災者のみならず、すべての県民が不利益を被った形になってしまいました。
これは「現県政の失態」と言われても仕方ありません。
国からの補助が出ない分を県民の血税で補充しようとしています。
個人的には被災された方には十分な補償がされるべきだと思っています。しかし、知事や県の失態でその補填に簡単に血税が使われるのは違うと思います。
本当に県民の事を思うなら、反省以前に職を辞す覚悟で国に予算の陳情を今すぐ行った方が良いと思います。