尹大統領、わずか6時間で戒厳令解除。与党は脱党要求、国民から反発、野党は弾劾準備へ…まさに四面楚歌⇒再び反日政権誕生となるか?
韓国の尹錫悦大統領は3日夜、非常戒厳を宣布した。「尹政権発足以来、多数の政府官僚の弾劾(だんがい)訴追が発議されるなどし、行政府がまひしていることなどが理由だとしている。これを受け、戒厳司令官が一切の政治活動などを禁じる布告令を出した」「弾劾は最大野党の「共に民主党」などが中心になって推進している。尹氏は談話で、政権発足後に22件の政府官僚弾劾訴追案が発議され、「これは世界のどの国にも例がないだけでなく、建国以後に全く前例がない状況」と批判した」とのこと(参考)。
(出典 青瓦台)
しかし、戒厳令直後に国会は非常戒厳の解除を求める決議案を可決した。その後、尹大統領も宣言解除の考えを示し、閣議で正式に解除が決まり非常戒厳令を布告してからわずか6時間後に解除された(参考)。
非常戒厳宣布に与党「国民の力」の韓東勲代表は「誤ったことであり、国民とともに阻止する」と反発していて(参考)、尹大統領が所属する与党の「国民の力」も4日、尹大統領の脱党を要求した(参考)。
また、野党も攻勢を強め「韓国の最大野党「共に民主党」は4日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に辞任を要求した。「直ちに退陣しない場合、共に民主党は国民の意思を受け入れ、直ちに弾劾手続きに突入する」と宣言し、国会決議で大統領を辞めさせる弾劾訴追を準備する方針を示した。野党・祖国革新党の曺国(チョ・グク)代表は、尹氏による3日夜の非常戒厳宣言が刑法87条の「内乱」罪にあたると断じた」とのこと(参考)。辞任しない場合、又は内乱罪が適用されない場合でも、大統領に対する国会の弾劾訴追手続きが進められる。
今回の非常戒厳を宣布は、国民の反発も強く、「なぜ非常戒厳を宣言したのか、理由が分からない」という困惑する声や「尹大統領を逮捕せよ」などと批判の声があがっているそうだ(参考)。
尹大統領は四面楚歌の状態に陥った。結果的に尹大統領はとんでもない悪手をしてしまった。
尹政権存続が極めて困難な状況に陥ったわけだが、これで「共に民主党」が政権に返り咲く可能性がかなり大きくなった。そうなると、日韓関係は逆戻りになる可能性が高い。再び文政権のような反日政権となり、今までの関係改善の努力がすべて水の泡になる可能性が極めて高い。
もし韓国政府が再び反日政権になった場合の日本の対応。ここからが我々日本国民の関心を集めるわけだが、石破政権は毅然とした態度で韓国と向き合うことが出来るだろうか。また、韓国政府があからさまな反日の態度をとってきた場合、安倍政権や菅政権のような「丁寧な無視」が出来るだろうか。