中国の新たなブイ設置受け、林官房長官「即時撤去を求めている中、極めて遺憾」⇒尖閣のブイをいつまでも放置しているからだ!遺憾や抗議よりも粛々と撤去すべき!
与那国島沖の日本EEZ内に、新たに中国語の書かれたブイが発見されたことについて、林官房長官が「極めて遺憾だ」と表明した。
林芳正官房長官は26日の記者会見で、与那国島(沖縄県与那国町)南方の日本の排他的経済水域(EEZ)に中国が設置したとみられるブイが新たに発見されたことに関し、「首脳、外相レベルをはじめあらゆる機会にブイの即時撤去を強く求めている中、極めて遺憾だ」と述べた。その上で「引き続き、わが国EEZ内に設置されているブイの即時撤去をあらゆるレベルで求めていく」と強調した。
新たなブイの確認は、岩屋毅外相が25日、訪問中の北京で記者団に明かした。岩屋氏は同日、王毅共産党政治局員兼外相と会談し、ブイの即時撤去を求めた。
岩屋外相も中国との外相会談で即時撤去を要求したが、中国が自主的に撤去するとは思えない。尖閣沖のブイでさえ、一度は撤去の意向を示したそうだが、いまだに放置されたままだ。尖閣沖のブイを撤去するよう日本が求めている中、新たにブイが設置されたのだ。これがどういうことか政府はしっかり考えるべきだ。抗議や遺憾で済ませていいはずがない。
19日の参院外交防衛委員会で、尖閣沖のブイについて、日本維新の会の松沢成文参院議員が「日本政府の手で一日も早く撤去すべきだ」と求めた。その通り。このブイを日本がいつまでも放置しているから、新たにブイが設置されるのだ。このブイについては松原仁衆院議員が衆院外務委員会で上川陽子(当時)外相に「日本がブイを回収すべきだ。回収できない理由をいってほしい」「ブイを撤去するかどうか明確にしないと国益は守れない。事実上放置する判断をしているとしかみえない」などと迫っていた。
これは石破首相がしっかりと決断しなくてはいけない。