消費税について一枚岩ではない立憲民主党!党内で消費税減税論が広がる!!
今月召集される通常国会。立憲民主党の野田代表は選択的夫婦別姓の導入に注力する構えを見せているが、所得といった点については何を目指すのか伝わってこない。
そんな野田代表を尻目に、立憲民主党党内では消費税減税論が台頭しつつあるというのだ。
かつての民主党は消費税増税をきっかけに分裂した。立憲民主党も同じ道を辿るのか大いに注目だ。
鬼門の消費税で案の定まとまらない立憲民主党
臨時国会では完全に主役の座を国民民主党に奪われてしまった立憲民主党。そんな立憲民主党だが、消費税をめぐり党内で新たな動きが出てきた。
江田さんが党内に勉強会「食料品の消費税ゼロ%を実現する会」を立ち上げたのだ。しかも、だ。この勉強会には代理も含めて所属国会議員の3割にあたる60人が出席したという。
消費税減税に向けた動きがある一方で、代表は民主党政権時、首相として消費税増税を決めた野田さんだ。
消費税を上げたことを意識してか、野田代表は代表選時に「基本税率を下げると税収が落ちる」と語り、消費税減税を否定していた(参考)。
(出典 首相官邸)
消費税について党を二分するのはこれが初めてではない。源流の旧民主党では、野田首相の際、消費税増税方針に小沢さんらが反発し、結果として党が分裂する事態になった。
旧民主党にとって鬼門ともいえる消費税の扱い。政府与党批判では党は一枚岩のようだが、国民生活に関わる税制になると一枚岩とはいかないようだ。
立憲民主党が本気で政権交代を狙うのであれば、最低限税制では一枚岩になってもらいたい。