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日本製鉄、トランプ政権やアメリカに関する正しい情報がないのでは??本当のキーマンに相談すべし!!!

日本製鉄のUSスチール買収が暗礁に乗り上げ、日本製鉄は怒りを爆発させている。
気持ちは分かる。余りにもバイデン政権の対応は理不尽だ。

しかし、だ。理不尽だと言っても始まらない。しかも、日本製鉄は交渉のやり方を間違えていたように見受けられる。非常に心配だ!!!

日本製鉄、トランプ政権やアメリカに関する正しい情報がないのでは??本当のキーマンに相談すべし!!!

日本製鉄のUSスチール買収は、日本製鉄だけでなく、USスチールも心の底から望んだ、相思相愛の試みであった!

それをぶち壊したのが、前政権のバイデン政権であり、トランプ大統領もこの買収には否定的だ。しかし、だ。日本製鉄にも反省すべき点は多い。

例えば、日本製鉄は、第一次トランプ政権で国務長官を務めたマイク・ポンペオ氏をアドバイザーとして昨年7月に迎えている。(参考) おそらくトランプ政権の国務長官だったから米国での実力もあると思ったのだろう。 しかし、だ。この判断は、大きなミスの一つだ。バイデン政権からすればポンペオ氏は敵対勢力であるし、そもそも実はポンペオ氏は、トランプ大統領と非常に関係が悪かったことは、一部では知られている有名な話なのだ。雇ったからには、このポンペオ氏のアドバイスも受けていると考えるのが順当だろうが、何とも間抜けな話だ。

ポンペオ氏を雇う事は、バイデン政権だけでなく、トランプ政権に対しても大きな判断ミスだったのだ。

実際、トランプ新大統領は、先週ポンペオ氏の政府からの護衛の特権を解除した。これは、イランなどから狙われているポンペオ氏に対する最大の報復で、ここまで仲の悪い人間をアドバイザーに雇った日本製鉄をトランプ大統領が好意を持つはずがない。

この一点だけでも、日本製鉄は、反トランプの影響を受けた国内メディアの情報に振り回され、本当のトランプ政権の情報もキーマンも理解しないままに動いてしまったとしか思えてならない。

そもそも、だ。歴史から学べば、かつての日米貿易摩擦の際も、この手の問題は経済合理性よりも、誇りや意地や面子や感情の問題であったことは分かっているのに、日本製鉄は雇用や利益などの経済合理性ウィンウィンの側面だけを強調してきたのはいただけない。

日本製鉄の前身である日鉄も輪西製鐵、釜石鉱山、三菱製鐵、九州製鋼、富士製鋼を合併させて、“日本”製鉄を名乗った経験があったはずである。“合衆国”製鉄を名乗るUSスチールが、我国に吸収されるとなれば、その誇りをアメリカ人から奪う事に成りかねない。その事に対する“配慮”が欠けていたと言わざるを得ない。この部分をもっとケアする方法があったのではないだろうか。

日本製鉄はバイデン政権に対し、非合理的だと経済合理性で批判しているが、それはアメリカ人の歴史的な誇りへの無神経な面があったことの裏返しに思えてならない。

しかし、日本製鉄がメディアには出ないトランプ政権のキーマンや内情、それにアメリカ人のメンタリティを理解すれば、まだ逆転ホームランは可能だと信じたい。この買収がうまく行かないということは、日米関係にもヒビが入ることになるような事案だからだ。

実は、欧米の地政学的な情報を広く深く持つ方が我国にもいる。こうした人物は外務省など比べものにならない程の情報や人間関係を米国とも持っている。この事を日本製鉄もメディアもみんな理解していない。
そうした方に何とか日本製鉄がたどり着き、日米関係を強化することにもなる、世紀の大合併が成功し、実現する事を切に祈っている。

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