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尖閣周辺の係留ブイ設置要求、県「問題がエスカレートし、不測の事態生じる恐れ」と消極姿勢「国に要望したい」




尖閣諸島周辺に係留ブイを設置して欲しいという地元漁業関係者の要望に対し、県は消極的な姿勢を示したという。

農水部長は「係留ブイを整備することで問題がエスカレートし、不測の事態が生じることは決してあってはならない」と語り、中国への配慮をみせた。

27日の沖縄県議会一般質問で、石垣市区選出の大浜一郎氏(自民)は漁業者から安全操業のため要望が出ているとして、尖閣諸島(石垣市)周辺海域の係留ブイ設置を県に要請した。前門尚美農水部長は「係留ブイを整備することで問題がエスカレートし、不測の事態が生じることは決してあってはならない」と消極的な姿勢を示した。
大浜氏は「中国が圧力をかけているから厳しいというのはおかしい。ブイ設置は、漁をしたいという漁業者の意見だ。県がやろうと思えばできる」となおも設置を求めた。
前門部長は「尖閣周辺では中国海警船の威圧行為が繰り返されており、安全操業に大きな影響を与えており、漁業者が操業を自粛せざるを得ない事態が生じている」と指摘。「同海域で安全操業できるよう、漁業関係者と連携しながら国に要望したい」と述べた。

引用元 県「不測の事態生じる恐れ」 尖閣周辺、ブイ設置に消極姿勢

係留ブイ設置を巡っては、八重山広域市町村圏事務組合議会が1月16日に、沖縄県庁と県議会を訪ね、同海域に係留ブイ設置を求める意見書を提出していた。この時も県側は「国際情勢を踏まえつつ、国と連携して進めていきたい」と述べるにとどめた(参考)。

石垣市議会では昨年12月16日に、尖閣諸島周辺海域に係留ブイ設置に対し、八重山漁協など八重山、宮古の5漁協の同意を求める要請決議を賛成多数で可決した(参考)。

尖閣諸島は石垣島から約170キロ、与那国島から約150キロ離れた東シナ海に位置する絶海の孤島で、同海域での漁労は日帰りではなく、ほとんどの漁船が周辺海域で停泊する形態が定着しているという。本来なら島陰にて風を避け、波の穏やかな場所に錨を降ろし、停泊することが出来ればいいのだが、現状では島に近づくことも出来ない有様。漁港(船溜まり)の建設が悲願であるが、それも現状では困難なため、応急措置として係留ブイ設置を要請したという。

沖縄県が設置すれば中国に角が立つから、国にやらせるということだろう。それでもいいが、国に要請するならすぐに動いてもらうよう、県は対応すべきだ。







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