
小川幹事長「立憲と国民民主、願わくば再合併、再合流を…」⇒榛葉幹事長「お花畑だ。まず基本理念が違っている」
立憲民主党の小川幹事長は、立憲民主党と国民民主党に分裂して以降、両党とも党名略称を「民主党」としていることについて、「願わくば再合併、再合流をして、一つの党名で戦える環境を作るのが最も望ましい」と述べた。
(立憲民主党と国民民主党がいずれも、国政選挙の比例代表の党名略称を「民主党」とする状態が続いていることについて)立憲民主党と国民民主党に分裂して以降、非常に深刻な課題の一つです。「民主党」と投票される有権者が300万人~400万人ぐらいいる。それはどこの得票になるのかと考えた時に、同じ民主党を源流とする立憲と国民民主が互いに自分たちの得票と主張せざるを得ないのが今の状況です。
私どもも決して好ましいとも、望ましいとも思っているわけではないんです。本来であれば、立憲と国民民主は再度、歩みをそろえて、願わくば再合併、再合流をして、一つの党名で戦える環境を作るのが最も望ましいと思っている。
小川幹事長の発言に、国民民主党の榛葉幹事長が「お花畑だ。まず基本理念が違っている」と一蹴。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は4日の記者会見で、立憲民主党の小川淳也幹事長が両党の再合併が最も望ましいと発言したことについて、「お花畑だ」と一蹴した。
立憲の小川氏は3日、東京都内で開かれた「青空対話集会」で、立憲民主、国民民主両党がともに国政選挙の比例代表で略称を「民主党」としていることについて、「私どもも決して望ましいと思っているわけではない」と強調。
そして、「本来であれば、再度、共同歩調で歩みをそろえて、願わくば再合併、再合流をして、1つの党名で戦える環境を作るのが最も望ましい」と述べた。
これについて榛葉氏は会見で、「小川氏はいい人だが、お花畑だ。まず基本理念が違っている」と述べた。
そして、「言うのは自由だが、そういうことは街頭で言う問題ではない。これこそ積み上げる問題ではないのか」と強調した。
ごもっともな意見だ。そもそも基本理念が違っていなければ分裂などしなかったという話だ。
小川幹事長は「民主党」票が案分されることを懸念しているのだが、立憲は2017年の結党時に『民主党』としていたが、一方、国民民主は2018年に結党し『国民党』としていた。その後、2019年の参院選で国民民主は『民主党』に略称を変更。立憲は混乱を避けることを優先し『りっけん』とした。その後、2020年9月14日に立憲は解党。同年9月15日に立憲民主党、旧国民民主党、社会保障を立て直す国民会議、無所属フォーラムに所属していた議員らが合流し、新党立憲民主党を設立。2021年の衆院選から『民主党』を使用しだした。
立憲は一度『りっけん』に変更している。それに一度解党している立場だ。その間、国民民主は『民主党』の使用を継続している。文句があるなら立憲こそ略称を変えるのが筋と思う。個人的には『民主党』に良いイメージがない人が多いと思うのだが。
立憲はこのまま小川幹事長で参院選を戦うつもりだろうか。おかしな言動が目立つ幹事長のままでは危ういのでは?
ネットの反応

その略称を一つにそろえるために立憲と国民という理念の違う政党を合併するというのは、有権者不在の議論といわれても仕方がないところがある。




