
立憲・徳永氏、随意契約による備蓄米放出を批判「1~2週間待てば米価下がった」⇒ネット「根拠は?」
立憲民主党の徳永エリ議員が参院農林水産委員会で、随意契約による備蓄米放出を批判をした。
立憲民主党の徳永エリ参院議員は5月29日の参院農林水産委員会で、コメ価格高騰を巡り「あと1~2週間待てばコメの価格が下がった」と随意契約による備蓄米放出を批判した。これに対し、小泉進次郎農林水産相は自らの判断の正しさを強調した。
徳永氏は「備蓄米放出は、急激に価格が下落しないように、生産者と消費者の両方に配慮しながら、段階を踏んで取り組んでいた」とした上で、「あと1週間、2週間待てば価格が下がった。5キロ3000円台のコメが店頭に並んだ。今4200円ですからね。3000円になれば消費者は1000円も下がったと思う。(備蓄米を)2000円や1800円にする必要はなかったんじゃないか」と述べた。
小泉氏は「そこは見解が違うと思う。(備蓄米の)4回目の一般競争入札をやっていればよかったのかと。そしたら来週から棚に並んでいることはなかったと思う」などと反論した。
徳永氏はそれでも「あと本当に1週間、2週間というところだった。そんなに早くしなきゃいけないのか。それよりも、もうちょっと待ってください、今こういう状況でと説明して…。間もなく早場米も出てくるので」と持論を展開。「令和の米騒動は何が原因だったか明らかにしてほしい」と求めた。
小泉氏は「そこ(解明)は全く同感だ。その解明をしてから対策を打つのでは遅くなるので、まず目の前の価格についてやり、同時並行で考えたい」と述べた。
徳永氏は昨年12月6日の参院予算委員会で「今、コメの値段が上がっても、決して高騰しているんではないんだと。お茶わん1杯40円から50円だ。パンやカップラーメンと比べてほしい。全然おコメ安い」と発言。
今年4月27日にX(旧ツイッター)で「『米は高くないと言った徳永エリ』と未だに発言の時期や背景も分からず、投稿している方々。私が発言したのは去年。農家経営を考え、消費者理解を求めての発言です!さすがに15週連続の価格の上昇。私だって、農家の皆さんだって今は、高すぎると思っているし、米離れを心配しているんです!」と述べていた。
「あと1~2週間待てばコメの価格が下がった」は根拠不明だ。おそらく一般競争入札の備蓄米を指しているのだろうと思ったが、早場米について言及しているので、流通米が下がると言っているのだろうか。
早場米の稲刈りは8月頃が相場で、出始めるのは8月9月頃だ。まだ6月になったばかり。一般競争入札の備蓄米は出てくるが、流通米が下がるかは今のところ不明だ。
小泉農相は、一般競争入札で売り渡した備蓄米について救済措置も考えていて、買い取った業者側から返還の申し出があれば買い戻し、随意契約により安値で放出することも選択肢の一つになるとの考えを示した。(参考)もし徳永氏が一般競争入札の備蓄米を指しているのなら、1週間後の3000円台の備蓄米よりも、2000円の備蓄米の方が国民は嬉しいに決まっている。
また、徳永氏は「お茶わん1杯40円から50円だ。パンやカップラーメンと比べてほしい。全然おコメ安い」と発言したことがいまだに批判にさらされていると言うが、お茶碗1杯と食パン1~2枚と比較するなら解るが、菓子パンや調理パンやカップラーメンと比較するのはおかしいと皆さん思っているから、感覚がおかしいと言っているのだ。
対応しなければ批判。対応しても批判。まさに立憲の本領発揮というところだろう。
ネットの反応



茶碗1杯分のコメの価格と比較するべきは、パンン1枚分・カップラーメン1杯分の小麦の価格だろう。

備蓄米を安価で放出すれば待てば下がったと批判
批判ばかりするのではなく
代替案を立案しなければ無能な政治家と疑われます
