
自民内で石破おろしが囁かれる中、立憲内でも執行部の刷新を求める声
自民執行部の刷新が党内で広まる中、参院選で実質敗北の立憲内でも執行部の刷新を求める声があがっているという。
立憲民主党の馬淵澄夫元国土交通相は25日、奈良市で記者会見し、参院選の結果を受けて「党(執行部)人事の刷新は不可避だ」と述べた。
一方で「野田佳彦代表に対し責任を問う声は上がっていない」と語り、野田氏の続投を支持した。
参院選で立民の獲得議席は改選前と同じ22議席にとどまり、比例代表の得票では国民民主党、参政党に次ぐ野党第3党となった。馬淵氏は「残念ながら敗北であると言わざるを得ない」と断じた。
野田代表が退けば次は誰かで揉めることを想定して、代表以外の執行部人事の刷新を求めているのだろうか。確かに何とか議席を維持できたものの、この大チャンスを生かせなかった執行部の責任は大きい。ネット上では選挙前から野田代表に失望感を抱く声も少なくなかった。外国人問題が争点として注目される中、世論が求める声の逆張りをしていしまったのは明らかに野田代表の失策。責任がない訳ではない。
立憲支持層の年代を見ても高齢者が主だ。野田代表のままでの党運営ではじり貧なのは目に見えている。野田代表就任当初は、立憲内でも常識派と期待が寄せられていたが、その期待もこの数カ月で見事に裏切ってしまった。誰が代表になっても「立憲は立憲」という認識を植え付けてしまった。
私個人の見解だが、泉前代表を左傾化させてしまったのがそもそもの大失敗だと思っている。


