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自民和歌山県連、参院選当選の望月氏除名「党規に違反した」⇒出馬の段階で処分すべきだったのでは?




自民党和歌山県連は31日、党紀委員会を開き、参院選和歌山選挙区に無所属で立候補し、初当選した前有田市長の望月良男氏の除名を決めた。

7月20日に投開票された参院選を巡り、自民党和歌山県連は31日、党紀委員会を開き、離党届を提出して和歌山選挙区(改選数1)に出馬し当選した無所属新人の元有田市長、望月良男氏(53)を除名処分とした。望月氏は公認候補を選ぶ投票で敗れたが、自民党を離党した世耕弘成元経済産業相の全面的な支援を受けて出馬した。県連は「党規に違反した」として処分したが、保守分裂による深い溝を印象付ける結果となった。

県連は今年2月、役員投票で新人の二階伸康氏(47)を公認候補に選出。投票時には関係者が「結果にかかわらず、公認候補者の選挙に尽力する」との誓約書を提出したが、望月氏は「政治とカネ」の問題で自民党を離党した世耕氏の支援を受け、4月に出馬を表明した。

二階氏の父は元党幹事長の二階俊博氏で、世耕氏と県内の主導権争いを繰り広げてきた。このため、昨年秋の衆院選和歌山2区に続いて「二階対世耕」を背景にした保守分裂選挙となり、望月氏が当選した。

県連は望月氏が出馬時に提出した離党届を保留していたが、7月21日に代表役員会で党紀委員会にかけることを決定。25日と31日に党紀委員会を開き、「誓約書に反し、立候補し、党の公認候補の必勝に尽力しなかった」として賛成多数で除名処分とした。

今回の参院選では、望月氏の選挙活動を支援したとして、県議1人が県連会長の石田真敏元総務相から厳重注意を受けたほか、党紀委委員長が辞任するなど、県連内部では分裂の〝後遺症〟が続く。今月21日には石田氏が「誓約書も取ったが、保守分裂を避けることができず、それが原因で(公認候補が)負けた」として、党県連に会長職の辞表を提出した。

処分を受けた望月氏は取材に対し「正式な通知を受けていないので、コメントできない」とした。

引用元 「二階対世耕」で保守分裂の後遺症続く 自民和歌山県連が無所属で参院選当選の望月氏除名

望月氏は離党届を提出したうえで参院選に無所属で出馬し当選。その結果、二階元幹事長の三男の二階伸康氏が落選。和歌山県連の名誉顧問は二階元幹事長。なんだか複雑だ。

離党届を提出したうえで出馬したのだからここまでする必要があるか?とも思うし、組織として今回の結果は重く受け止めるのは当然だとも思う。

しかし、誓約書について理由にするなら、望月氏が無所属出馬を決めた段階で除名にすべきだった。選挙後の除名は二階氏落選に対するただの腹いせにしか思えない印象なので、余計に名誉顧問のご機嫌を伺っていると思われても仕方ない(二階元幹事長が指示したのかもしれないが)。国民が抱く印象は最悪だろう。

ただ、自民党の立場で考えるとこの対応は悪手。過半数を割った中、一人でも多く引っ張れる可能性のある無所属議員は押さえておきたかったはずだ。政局よりもガバナンスを重視したというのなら立派なものだが、もし県連が二階元幹事長のメンツを重視したとしたら最悪だ。

ネットの反応

組織の立場からしたら不義理を働いた人材を除名にするのは至極真っ当で、本来は立候補を表明した瞬間に処分していてもいいぐらいです。
望月氏の除名は組織としては当然のことだと思います。
ただ、自民党県連も立候補表明時点で除名すればいいものをここまで引き延ばして印象は最悪です。
二階息子の顔を立てるための処分と取られても仕方ないですね。
自民党としては参議院過半数まであと3人。
望月氏は貴重なひとり。
世耕氏の復党と共に、取り込みたいはず。
このタイミングで、除名してしまったら、もし世耕氏の復党が叶えば、和歌山の自民党県連はどうするのでしょう?
離党届けを除名で切り返しましたか。
これで、望月良男さんを支持した方々は、ますます応援に力が入りますね。
参議院議員で少しでも過半数狙おうとしたら、この人の会派入りしないとダメなのにこう言う処分をするのは県連レベルでなく
トップダウンで旧安倍派を潰したい
石破茂総裁、森山幹事長がやってるんだろうな。




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