
玉城知事、来年度の沖縄振興予算総額3000億円台確保を要請⇒約束は10年間ですよ?延長を要求するなら辺野古移設に協力すべきでは?
4年連続で3000億円を下回った沖縄振興予算について、玉城知事は伊東沖縄担当相と面談し、総額3000億円台を確保するよう要請。
玉城知事は4日、伊東良孝沖縄担当大臣と面談し、来年度の沖縄振興予算について総額3000億円台を確保するよう要請しました。沖縄振興予算は4年連続で県が求める3000億円を下回っています。
面談後取材に応じた玉城知事によると、伊東大臣は「要望に沿えるよう努力したい」と述べたほか、交通基盤の構築について、北部観光の充実に加えて交通アクセスの改善にも取り組む考えを示したということです。
沖縄振興予算については、当時の安倍総理が閣議を経て2012~21年度の沖縄振興予算を、毎年3000億円台にすると表明。安倍総理は「沖縄振興の取り組みを強化するため毎年3000億円台を確保する」と述べていて、その後当時の仲井真知事との会談で約束し、辺野古移設の承認を得た。
沖罠振興予算は、普天間飛行場の移設に伴い、沖縄県が国から得られるとされる様々な経済的な支援や振興策。基地周辺のインフラ整備、観光振興、雇用創出、地域振興などが具体的な目的にあげられる。その予算を10年間強化することで、辺野古移設の理解を得た。
4年連続3000億円を下回ったのは、特別優遇期間が終わったためで、沖縄県を冷遇したのではなく、通常に戻っただけだ。
そもそも、辺野古移設反対を掲げる知事が移設に伴う支援を要求するのは矛盾が過ぎやしないだろうか。優遇期間をさらに延長させてほしいというのなら、何かしらの材料をもって国に掛け合うのが筋だと思う。少なくとも辺野古移設に協力すべきだ。玉城知事は一方的な要求と文句を言うだけで、何か建設的な協議を持ちかけたのだろうか。
それに、強化期間の10年で沖縄を立て直しもせずに、沖縄振興予算をあてにするだけで何も県の経済を発展させてこなかった県の無能さにも責任があると考える。


