
「戦後80年見解」、玉木代表「中途半端なものなら出さないほうがいい」「70年談話で言い尽くしていると思う」
石破首相が戦後80年見解に意欲を示す中、党内から「必要ない」との反発が起きている。野党からは立憲民主党の野田代表が「何らかのコメントを出すべきだ」と、首相を後押しするが、国民民主党の玉木代表は「中途半端なものなら出さないほうがいい」「70年談話で言い尽くしていると思う」と指摘した。
国民民主党の玉木雄一郎代表は5日の記者会見で、石破茂首相が意欲を示している戦後80年に合わせた「見解」を牽制した。安倍晋三政権による戦後70年談話で「言い尽くしている」との認識を示し、見解を出す場合は70年談話を踏襲するよう求めた。
玉木氏は70年談話について「半年にわたって有識者会議を開き、協議を重ね、非常に練られた文章になっている」と評価した。その上で、石破首相による見解については「あまりよく練らずに70年談話をひっくり返すようなメッセージを発すべきではない。時の首相だから80年の節目に何らかのコメントを出すと思うが、70年談話と整合性が取れないような、あるいは取れないと思われるようなメッセージを出すことは、外交的にも国益の観点からも問題だ」と述べた。
首相は4日の衆院予算委員会で立憲民主党の野田佳彦代表から戦後80年の見解を出すよう水を向けられ、「形式はともかくとして、発出は必要と思っている」と前向きな姿勢を示した。玉木氏は「野田さんからトスを上げられたら、(首相は)かなり意気込みを示していたが、個人のお気持ちで出すようなものではない。出すなら、国家を背負って、よくよく考えたものを出すべきだ。中途半端なものなら出さないほうがいい」と牽制した。「70年談話で言い尽くしていると思う」と改めて強調した。
これは玉木代表の言う通り。どうしても何らかのメッセージを出したいのなら「戦後70年談話を受け継いで、見直すことは考えていない」とすればいい。
ネットの反応
当時の安倍首相個人で作成されたものではありません。
すべて言い尽くされていて、次世代、子孫に謝罪させ続けないようにしたところが重要なポイント。
石破の個人的な見解や思いを発表する場ではないし、内容によっては、国益を大きく毀損する。


