
立憲の参院選総括で「大惨敗と認めるべきだ」の声に野田代表「総括で『大惨敗』とすると、代表として立っていられないから『事実上の敗北』でお願いします」
立憲民主党の野田代表は、参院選の総括で「大惨敗と認めるべき」と迫られたが、「総括で『大惨敗』とすると、代表として立っていられない。『事実上の敗北』という、この内容で諮らせてほしい」と理解を求めたという。
立憲民主党の野田佳彦代表は、参院選の総括を終え党再生に乗り出す。「事実上の敗北」と総括した参院選に関し、若者らへの発信が不十分だったとして、まずは広報体制の強化に取り組む方針だ。だが党内には、参院選から1カ月以上たっても、誰も責任を取ろうとしない執行部に対する不満が渦巻き、人事刷新を求める声が根強い。政党支持率も低迷し、野田氏に難路が続く。
「総括で『大惨敗』とすると、代表として立っていられない。『事実上の敗北』という、この内容で諮らせてほしい」。8月26日、党本部で開かれた執行役員会。改選22議席から横ばいに終わった参院選について「大惨敗と認めるべきだ」と迫る幹部に対し、野田氏は穏当な表現にとどめるよう理解を求めた。
役員会後の常任幹事会で、参院選総括は了承された。幹事長の下に交流サイト(SNS)対策強化に向けた「特命チーム」を常設するなどの党改革を掲げ、広報部局の予算と人員を増強すると明記した。
中堅議員は「われわれは有権者から『古い党だ』と見なされている。
これでは野田執行部を延命させるために総括を調整したことになる。石破政権の「俺は悪くない」と一緒ではないか。現実を重く受け止めないで何が野党第一党の党首だ。「政権交代」などと二度と口にしないで欲しい。
執行部の責任についてだが、減税政策はまだしも、外国人政策は明らかに野田代表の失策。これだけ日本国中で移民問題に危機感を持っていたのに、野田代表は「多文化共生、多様性を尊重する社会をつくりたい」と、左派人権派が訴えるような主張をしてしまった。「日本ファースト」を掲げた参政党が大躍進したことを考えると、この失点はかなり大きい。また、躍進した政党が独自の政策を強く訴えていたのに対し、立憲は相変わらず政局を優先していたように感じた。「われわれは有権者から『古い党だ』と見なされている」はまさにその通りで、これに国民は辟易したと考える。
若手・中堅議員が今の立憲ついてかなり危機感を持っているようだが、立憲の支持層を見れば当然だろう。立憲の主な支持層は60代以上で、40代以下の支持は壊滅的だ。(参考) 将来性が見込めていない状況で、この流れは共産党と同じ。新興政党が支持と議席を伸ばしていることから余計に危機感を持ったのだろう。
党のイメージを劇的に変えたいのなら、代表と執行部から古参議員を排除することと、旧社民党勢力の排除だろう。今の自民党にも言えることだが。
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