
榛葉幹事長、石破内閣に対し「約束が守られていない」と指摘し、新総裁に望むこと「約束を守る人が…」 一方、安倍内閣は「必ず約束を守ってくれた」
国民民主党の榛葉幹事長が12日の記者会見で、石破内閣に対して「103万円の壁を178万円に近づける」「ガソリン税の暫定税率の廃止」という約束が守られていないことを指摘。そのうえで新総裁について「公党間の約束を守る人が総理総裁になってほしいと思います」と語った。一方で、安倍内閣の安倍総理と菅官房長官は「必ず約束を守ってくれた」と振り返った。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長が12日、国会内で定例会見を行い、「約束を守ってくれた」政治家を実名で明かした。
石破茂首相の辞任発表により、自民党の総裁選が動き出した形となったが、その中で連立の相手として国民民主党の名前も一部で取りざたされている。榛葉氏は「与野党の協力がないと、予算も法案も通らなければ、政策も実現しない」とした上で「真摯(しんし)に政策実現に向き合っていかねばならない」と国民民主としての立場を説明した。
石破内閣に対しては、昨年12月の自公国の3党幹事長で合意した「103万円の壁を178万円に近づける」「ガソリン税の暫定税率の廃止」という約束が守られていないことを指摘。今年の参院選で国民民主が議席を増やしたことを前提に「伸びたということは民意がそこにあるということ」と強調した。
新総裁に望むことを尋ねられると「約束を守る人ですね。公党間の約束を守る人が総理総裁になってほしいと思います」ときっぱり。一方で「組織のトップになると、いろんなものがね、肩に乗っかってくるから。役所もある。財務当局もある」と多方面からの“圧力”があることにも理解を示した。
続けて「それでも他党との約束を守りきれるかどうかということですね」とコメント。「考えの違うところはいくつもありましたが、約束をずっと守ってくれたのは安倍晋三元総理大臣や菅(義偉)元官房長官。このお二方は約束は必ず守ってくれました」と明かした。
「辛いけど他党との約束を、仲間から突き上げられても、役所から突き上げられても約束を守る。それが私の知る自民党でしたが、今、最近は違うね」と厳しい評価。「そういうことのできる総裁を待ちたいと思います」とあらためて新総裁に、約束を守ることの大切さを突き付けた。
榛葉幹事長は、「誰が新総裁になろうとも3党合意は生きている」とも指摘した。
石破首相については、「約束を守らない」というよりは、「発言に重みが無い」人だったという感想。高額療養費制度の見直しについては二転三転したし、昨年の首相就任時には「解散は急がない」「国民との対話を重視する」と語った矢先に衆院解散した。
田中眞紀子さんは石破首相について「非常に無責任で曖昧」と酷評していた。(参考)
ネットの反応
菅元総理も官房長官の時は良かったのですが最近はちょっと、ねぇ。
大嫌いな安倍元首相を約束を守る人で、石破氏はそうでないと、公の場で言われたのだからね。


