レーダー照射問題について、立憲・野田代表は中国を批判も、公明・斉藤代表が「偶発的事象」で片付ける。中国擁護か？
中国軍機が自衛隊機にレーダー照射を行ったことが問題となり、政府は中国に抗議。野党からも立憲の野田代表が「極めて危険な行為で、挑発が過ぎる。日本政府として厳しく抗議すべきだ」と中国側を批判した。しかし、連立から離脱した公明の斎藤代表は今回の問題を「偶発的事象」で片付けた。
沖縄本島南東の公海上空で中国軍機が自衛隊機に対し、2回にわたって断続的にレーダー照射を行ったことについて、立憲民主党の野田佳彦代表は7日、「極めて危険な行為で、挑発が過ぎる」と指摘し、日本政府として厳しく抗議すべきだとの考えを示した。滋賀県米原市で記者団に語った。
野田氏は、台湾有事が「存立危機事態になりうる」とした高市早苗首相の国会答弁を念頭に、「発言の行き違いがあろうが何だろうが、やってはいけない行為だ。レーダー照射から始まって、衝突する可能性はある」と批判した。
一方、公明党の斉藤鉄夫代表は大分市内で記者団の取材に対し、「冷静な対応が必要だ。こういう偶発的事象がより大きな摩擦にならないように」と呼びかけた。
レーダー照射で照準が合えばロックオンを意味することを斎藤代表はご存じないのだろうか。朝日新聞も『レーダー照射とは 空自元幹部「火器管制用使用はロックオンを意味」』と報じている。ロックオン状態にしていれば武器使用に準ずる行為となる。
斉藤代表は「偶発的」と認識しているようだが、防衛省は「レーダー照射を断続的に行う事案が発生した」と発表している。(参考） 報道では「防衛省によると、発生は6日午後4時32分から約3分間と、同6時37分から約30分間の2回』と報じていた。(参考）
偶発的ではなく故意なのは明らかだが、中国側は「日本の自衛隊機が中国軍の訓練を妨害した」と反論している。斎藤代表が言う「偶発的」は中国の主張を認めていることになる。日本の国会議員としてありえない中国擁護だ。
ネットの反応
ロックオンが偶発的事象という認識なのか？