
自民・小野寺氏、NHK番組で立憲・岡田氏に「岡田さんの国会質問がきっかけで大きな問題になっていった」と指摘
自民党の小野寺税制調査会長がNHKの「日曜討論」に出演し、高市総理の台湾有事をめぐる国会答弁をめぐり、立憲民主党の岡田氏の国会質問がきっかけになったと指摘。番組には岡田氏も出演。
自民党の小野寺五典・安全保障調査会長は21日、与野党の安全保障政策担当者が出演したNHK「日曜討論」(日曜午前9時)に出演。先月7日の衆院予算委員会で飛び出した高市早苗首相の台湾有事をめぐる答弁をめぐり、この日、ともに番組に出演した立憲民主党の岡田克也元外相の国会質問がきっかけになったとの認識を示した。
岡田氏が、高市首相の国会答弁後の日中関係に関して触れた内容にに対して、述べた。
岡田氏は、高市首相の国会答弁について「一部の国民の中には『よく言った』と。中国に対して厳しく言ったということで評価している人たちもいる。そういう国民感情をしっかりコントロールしていかないと。日中双方、そうなんですけれど」とした上で、「今のところ、国民レベルでは落ち着いている。日中双方に国民感情をコントロールできないような状態をつくらせないよう、政治の責任でしっかりやっていかないといけない」と指摘。「あおる、という行為は絶対にしてはいけないと思います」と訴えた。
これに対する見解を問われた小野寺氏は、「私どもはあおっておりません」と、すぐに反論。「すいません、岡田さんの国会質問で(台湾有事をめぐり)具体的な事例を言われて、そこで(高市首相が)答えていた。それが今回、大きな問題になっていったということ」と、岡田氏の質問から今般の日中の緊張関係が始まったとの認識を示した。
さらに「日本側からすると、国会で(そういう)質問のやりとりをしているだけで、中国がああいう発言をし、国際社会に日本のことをかなり悪く触れ回り、(自衛隊機への)レーダー照射の事案を起こすということで。何も、私どもが何かをしているわけではない」と私見を口にした。
岡田氏は「いや…」と反論したが、小野寺氏は「完全に、中国側が一方的にやっているということに(政府自民党は)冷静に対応しているということ。ぜひ認めていただければと思います」と、岡田氏の「あおる」指摘に反論。岡田氏は「私は、政府や自民党があおっているとは言っていない」と応じ、理解を求めた。
まさにその通り。
このことは立憲の原口氏も指摘している。原口氏が岡田氏を擁護している立憲議員らに激怒していた。さらに岡田氏が中国共産党の対外工作機関である中央対外連絡部の劉建超部長と複数回北京で会っていることを受け「いい加減にしろ。国会議員としてもう来るな」とブチ切れていた。
元外相、元副総理でありながら、安全保障分野で国会であまりに踏み込み過ぎた質問をしてしまったことをそろそろ反省した方がいいと思う。
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