
合流か「ご破算」か? 迷走する公明・立憲・中道改革のタイムリミット
公明党が中道改革連合との合流に向け、「今国会中(7月17日会期末)」という異例の期限を切って決断を迫っている。この強硬姿勢の裏にあるのは、衆院選大敗以降に露呈した「支持層崩壊」への凄まじい焦りだ。足踏みが長引けば、合流議論そのものが空中分解し、すべてが「ご破算」になる最悪のシナリオが現実味を帯びている。
現在、中道改革連合の足元は極めて脆い。目指すべき「次の形」が見えないまま放置されたことで、所属議員の離党者が相次ぐ「離党ドミノ」に歯止めがかからない状態だ。公明党は「衆参がそろった新党」を約束して選挙を戦った手前、このまま議論が停滞すれば、いざ合流しようとした時には肝心の「器(中道改革)」自体が消滅、あるいは形骸化しているという致命的なリスクを抱えている。
公明党が描く理想は、労働組合の組織力を持つ立憲民主党を引き込んだ「3党合流」だ。しかし、立憲の姿勢は冷ややかそのものである。立憲内では、衆院選で大敗した中道改革との合流に「巻き添えを食う」との拒絶反応が噴出。さらに公明党との合流に対しても、参院や地方組織から「選挙で票が食い合う」と猛反発が起きている。西田幹事長の打診に対し、立憲の田名部幹事長は「すぐに判断は難しい」と事実上のゼロ回答で引き伸ばしを図る。
公明党にとって、来春の統一地方選は党の命運をかけた総力戦だ。選挙戦略の構築を考えれば、残された時間は1ヶ月を切っている。立憲が応じない場合、公明は中道との「2党先行合流」というギャンブルに出るしかない。だが、これは労組の支援を欠いた「中途半端な野合」との批判を免れず、党内を引き裂くリスクすら孕む。
「3党でのきれいな合流を目指す時期は過ぎた」――関係者の言葉が示す通り、理想の枠組みはすでに破綻しかけている。7月17日の会期末、互いの思惑がすれ違ったままタイムアウトを迎えれば、中道勢力の結集という大構想は、何一つ形にできないまま歴史に埋もれることになるだろう。


