
【どうする野田さん】「大きな塊」はさらに小さくなるかも…中道構想の行き詰まりと結成者の責任
立憲民主党、中道改革連合、公明党の3党合流協議は8月末を前に事実上頓挫した。立憲は組織的合流を拒み、公明は統一会派も拒否した。中道所属49人のうち公明出身28人の離脱調整が進み、「大きな塊」はさらに縮小する公算が大きい。
2026年1月、当時の立憲代表・野田佳彦氏と公明代表・斎藤鉄夫氏は高市政権への対抗軸として衆院議員中心に中道を結成した。参院や地方は将来合流する前提だったが、2月の衆院選で公示前167議席から49議席へ大敗。両氏は共同代表を辞任した。
選挙直後の辞任は「選挙結果への責任」としていったん区切られた。だが今回の行き詰まりは結党時の設計そのものを問う。衆院だけ先行合流させ、参院・地方の合意を後回しにし、安保政策などの違いを曖昧にしたまま「大きな塊」を掲げた。急ぎの決断が8カ月後に空中分解の危機となった。まとめられなかった小川執行部への批判もあるが、構想を描いたのは結成者である。
野田氏は結党時、「失敗すれば政治家として身を引く覚悟」と述べていた。実際は代表辞任にとどまり、議員は続いている。この落差は立憲支持層の反発を招きやすい。立憲出身衆院議員は144人から21人へ激減した。
落選者の恨み節も避けられない。野田氏に従い離党した多くの議員が議席を失った。「何のために離党したのか」「覚悟を語った本人は残っている」という声は、合流白紙と分裂危機で再燃しやすい。一部からは「代表辞任では生ぬるい」との指摘も出ていた。
31日の会談で公明系離脱が確定すれば、中道は少数会派に縮小する。選挙後の辞任だけでは済まない責任論が、落選者の声とともに再び表に出るだろう。
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