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また「タイトル詐欺」か? 毎日新聞「裏金議員を入閣」⇒本文を読むと「国民の審判を受けた」という話だった




またしても、毎日新聞のタイトルに違和感を覚える報道が出てきた。

毎日新聞は9月12日、「高市首相、旧安倍派などの不記載議員の入閣検討 裏金事件関与」と報じた。タイトルだけを見れば、高市政権が「裏金議員」を問題も反省もないまま閣僚に起用しようとしているような印象を受ける。

しかし、記事本文を読むと、話はそれほど単純ではない。

木原稔官房長官は、事件発覚後に衆院議員がすでに2回の選挙を経験し、「国民の信任を得ている」と説明。そのうえで、今回の人事については、こうした選挙結果も踏まえ、政策や実力本位で判断するとの認識を示している。

さらに重要なのが、参院議員への対応だ。官邸幹部は、事件に関与した参院議員のうち、2028年に改選を控え、まだ選挙の審判を受けていない議員については、入閣させない方針を党側に伝えたという。

つまり、少なくとも今回の人事は「裏金問題に関与した議員なら誰でも入閣させる」という話ではない。事件発覚後に選挙を経て国民の審判を受けた衆院議員と、まだその機会を得ていない参院議員を区別しているのである。

もちろん、不記載問題について説明責任を果たすことは当然であり、起用の是非について議論することも必要だ。しかし、それと「裏金議員を入閣させる」という印象を強く与えるタイトルを付けることは別問題ではないだろうか。

特に現在は、新聞記事そのものより、Xなどでタイトルだけが切り取られて拡散されることも多い。「高市政権が裏金議員を復権させる」という印象だけが先行すれば、本文に書かれた「国民の審判を受けた」という重要な説明は伝わらない。

さらに毎日新聞は記事中で「旧安倍派復権への期待値高まる」との小見出しを掲げている。これも今回の人事を「旧安倍派復権」という政治的ストーリーに位置付ける表現だ。

タイトルだけを読んだ場合と、本文まで読んだ場合で、これほど印象が変わる。これを「タイトル詐欺」と呼ぶのは言い過ぎなのか。それとも、またしても読者を特定の方向へ誘導するタイトルなのか。

少なくとも、タイトルだけで判断せず、本文まで読む必要がある記事であることは間違いない。




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